眼科医院、歯科医院、整形外科の診療所経営コンサルタント 高野聖義(昌則)です。
従業員数が多くなってくるとリーダーの育成が必須になります。経営学では、一人で管理できる人数は6人が限界であると言われています。院長を含め、7人以上の組織ではリーダーが一人は必要となってくるということです。
診療所ではベテラン職員はいるものの、リーダーとしての役割を果たしていないという話を良くお聞きします。リーダーという役職名を嫌がる職員の方も多く、リーダーを決められないという医院も多いようです。しかし、医院の組織を強くするためにはリーダーの存在が不可欠です。
ある医院では、全てを院長から指示を出さなくてはならない状況になりと、自分から考える必要がなくなり、指示待ちの体質が強くなってしまいます。
自ら考え行動する職員を院長先生は求めています。そのような組織風土にするためにもリーダーが必要です。
リーダーは組織をまとめ、院内の調整役となり、他の職員の教育担当、院内の業務管理、更に職員の意識を高める役割を持っています。
優秀なリーダーが育っている医院はトラブルに対しての対応が早く、組織改革が進んでいきます。しかし、最初からリーダーに適しているような人材は少なく、現在の職員の中からリーダーを育成していかなくてはならないという現実があります。