血の通わない生産性向上 医療とは何か? | 経営コンサルティング《ここだけの話》高野聖義

経営コンサルティング《ここだけの話》高野聖義

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眼科医院、歯科医院、診療所の医療経営コンサルタント 高野聖義(昌則)です。


徹底した分業制で生産性を向上させている医療機関があります。今患者数が減っています。
この医療機関は広告宣伝もし、患者数を集め続けていましたが苦戦しているようです。


医療機関においての生産性向上とはどんな意味なのでしょうか?


専門家を集め続け、検査だけを行い、手術だけを行うような分業制が意味をなすのでしょうか?


医療は人であるという言葉があります。仁(JIN)というドラマが高視聴率ですが、医療人としての生き様をドラマ化したものです。私は漫画の方で知っているのですが、クローズアップされているのは人なのです。


分業制を推し進めることによって、患者さんと医療人の密接な関係が薄れます。執刀医と診療医が違うことは本当にいいことなのでしょうか?


景気が悪いから経営が難しくなったのではなく、血の通わない生産性向上が患者数を減らしているようにしか思えません。