医療コンサルタントの高野聖義(昌則)です。
ある整骨院の先生に、「この院はどこまで伸びますか?」
と質問された。
この院は駅前立地とは言えない立地ではありますが、面積も広く取り、駐輪場も広くとられています。
また、院内も広く、伸びる余地がたくさんあります。
コンサルタントの立場から見ると、最良の立地ではないものの、住宅地が広がり、いくらでも伸びる可能性を秘めていると感じているのですが、実際に経営をしている院長には感じられないのだと思います。
立地は変えられません。また、周辺の環境は変化します。
10年前に最高にいい立地でも、10年間で大きく変化し、良くない立地になるケースは多数あります。
これが立地です。
商圏と立地という考え方があります。
医療業界の場合は、診療圏ですが、立地とは違う概念です。
診療圏と立地は、いかんともしがたい条件です。
そのため、開業の際の立地選定は重要なのです。
しかし、言い換えれば、診療圏と立地はその場所で経営する以上、考えても仕方のないことなのです。
ここで弱音を吐いても、先には進みません。
今の状況の中でベストを尽くすことが、経営者としての第一歩だと思います。
さらに、悪い立地で勝てるために何をするのかを前向きに考えて続けていただきたいと思います。