医療コンサルタントの高野聖義(昌則)です。
昨日は少し時間があり、街を歩きました。
街の賑わいは少し低下しているのかもしれません。
新宿の街を歩いていると人の数には圧倒されます。しかし、モノを買っている人が少ない印象を受けます。
東京の街はここ数年で変わりました。
ビルが建て替えられ、町並みをきれいになりました。
特に新宿は行政の取り組みにより、よりきれいな街になった印象を受けます。
しかし、景気の問題は少なからず影響を受けているのではないでしょうか?
伊勢丹のメンズ館は未だに盛況です。
特に小物売り場は盛況です。
ただ、スーツ売り場や上のフロアは少しさびしい印象を受けます。
お客様の数よりも店員さんの数が多いのです。
他の店舗も見てみましたが、駅に近い事であったり、ブランド力が高いビルには多くのお客様が入っています。例えば、新宿駅に隣接している店舗では、こんなに人がというくらいお客様が入っています。
食事をしようと思ってレストランを探してみても、少し離れると一気にお客様の数が減ります。
少し前は、新宿駅から新宿三丁目まで満遍なくお客様で溢れていたのが、少し変わってきているようです。
やはり、駅に近いという立地条件の影響は大きいようです。
不況下に入った段階で、本当に行きたい場所だけに行くようになりました。
伊勢丹のような集客力のある店舗に向かって人は歩きます。
そのような集客力のある施設をトラフィックジェネレーターといいますが、このTGの位置が重要のようです。
関東圏では大型ショッピングセンターが乱立しています。
地方から新宿へという人の流れが、少し分断され始めているようです。
新宿のようなターミナル駅では、子供と一緒という行動は難しいです。
また、老人に優しい街とはいいがたいエリアです。
新宿に慣れている人しか、若い人しかこれないエリアになりつつあるのかもしれません。
となると、今後は団塊の世代以上のお客様をいかに集めるかということを考える必要性があるのではないでしょうか?
新宿で50歳以上が集まっているような施設は、寄席くらいです。
他の施設では、年配のお客様を集める力は弱いといえるのではないでしょうか?
これからも新宿は発展していくと思います。しかし、少子高齢化の流れの中で、今のような施設だけを作っていっても成功確率は低いのではないでしょうか?
これからの新宿の発展過程を見ていきたいと思います。