医療コンサルタントの高野聖義(昌則)です。
医院経営のスタートは家業です。ドクターと数名のスタッフで始めます。
しかし、ある規模となると家業のままでは問題ばかり発生します。
親族の方に手伝って進めていくということも限界があります。
よく奥様が全てマネジメントするという医院がありますが、何故だかうまくいかなくなる段階があります。
これはどこかのタイミングで家業から組織に作り上げていかなければならないという事です。
奥様から経営者にならなくてはなりません。従業員を自分の子供のように考える段階から、全体の中での役割を考える必要性が出てきます。
家業から組織に変えることは、リーダーを育成し、信頼し、全てを任せるという勇気が必要となるのです。
奥様が事務長で成長する医院は、大企業の人事部長的な感覚をもっています。
細かなミスを指摘するだけの存在から、組織の発展のために何が必要なのかというビジネスライクな側面と、母親的な優しさをバランスよく持っている医院です。
スタッフが成長しないのは、自分が成長しないからと勉強し、変化していく事務長がいる医院は成長し続けます。
家業から組織という変化に対応し、発展し続ける医院を作り上げていただいたいのです。
医院の発展のためには、医院に属する人全ての成長が欠かせないのです。