医療コンサルタントの高野聖義(昌則)です。
医院は医療保険収入でまかなわれます。
そのため、病院経営は運営であるという方もいらっしゃるくらいマーケティングという要素が少なくなります。
しかし、実際の医院経営を見させていただくとあまりに経営という観点なしで日々すごされている医院が多いようです。
・患者数は少ないが仕方がない。
・なんとなく患者数が減っているけど、景気だから仕方がない。
・スタッフが自分の言うことを聞かないが、仕方がない。
といった「あきらめ」ている医院が多いようです。
しかし、実際廃業してしまったとか、自分の役員報酬を減らしてなんとか堪えているという医院も多いのです。
この「あきらめ」を脱却する必要があるのです。
医院を大きくすることが目的ではありません。
医師としての目指している医院の方向性を実現することが経営なのだと考えます。
医療として患者さんに何を提供していくのかという基本的な要素を、経済的な側面、人事的な側面などを加味していかに効果的に経営するのかということが必要になってくるのです。
医院が閉鎖してしまっては何も意味がありません。
いかに正当な診療を行い、正当な運営で円滑な経営状態にもっていくかが大切なことなのです。