医療コンサルタントの高野聖義(昌則)です。
医療機関でも、一般企業でも個人の成長が大変重要になります。しかし、どうしても個別指導を行なうという時間を作ることができず、全ては指導を受ける人まかせという状態になります。
その中でも教育は必要となります。
人の教育で重要なポイントなってくるのが、その人の思考パターンの変化です。
考え方の癖を変えることが一番のポイントとなってきます。
最近感じた人の思考パターンの成長過程はこのようなものです。
1.直線思考
2.ツリー思考
3.シナプス思考
1.直線思考
経験が浅く、あまり深く考えないタイプはこのタイプが多いです。
Aの次にBをやり、その次にCという直線的な思考パターンになります。
A ⇒ B ⇒ C ⇒ D
という考え方なので、どうしても臨機応変な
対応は出来ません。
自分の判断は全くなく、言われた順番や教えられた順番通りに全てを行なうということです。
思考パターン的に近いのが、ゲームの攻略本の記載の仕方です。
これをやって次にこれをやるという直線的なパターンが多くなります。
子供の頃から、ゲームに慣れ親しんでいる人は、世の中もこのように次から次にやることが全て決まっているという思考になります。
そのため、道が少しでもそれてしまうと対応が出来ません。
経験の少ない新入社員も一緒です。次にやることが全て決まっているという考え方になります。
2.ツリー型思考パターン
これは、一つの事柄に対して複数のパターンをツリーのように考えていきます。
将棋の手筋を考えることと一緒で、Aの場合、B、C、Dのパターンがあり、条件によって異なる。この状況判断で対応していこうという考え方です。
全体の考え方がツリー状になっていきます。
この考え方は、ゲームでいうと戦争シュミレーションゲームなどがそのパターンとなります。
状況に応じてコンピュータが別の対応をしてくので、考えながら進めていく必要があります。
これはマニアには好かれますが、一般的には売れません。
つまり、状況に応じて対応することは少し疲れることなのだと思います。
3.シナプス型思考パターン
これは、ツリー状が複雑に絡み合い、全てが連動していくパターンです。
全ての事柄が全ての事柄との関係性を持っているということです。
瞬時に判断がつく状態は、既にこのシナプス型思考パターンが出来上がっており、即判断できるということです。
これは思考パターンの変化の順番でもあります。
教育をして伝えていく必要もありますが、一番効果的なのは、少なくともツリー状に物事を考えるような人を採用していくことだと思います。
直線的な思考パターンは、こちらからの質問で判断することが出来ます。
いかに相手が想定していなかったような質問をするのかということで、判断が出来ます。
面接の際も意識していただければと思います。