医療コンサルタントの高野聖義(昌則)です。
医療機器メーカーのクライアントと打合せをしていたところ、この会社の医療機器がサロン型独立開業に向いているという話がでた。
初期投資300万円前後、投資回収1年、月の売上高80万円程度といった収支である。
20代~40代の年代層が今独立しようとしている。
会社にいてもあまり稼げなさそうだし、会社の言いなりにはなりたくないという層である。
十年ほど前の独立では、思いっきり稼ごうという気持ちが多かった。しかし、今の独立は自分のライフスタイルを変えることなく、ある程度の生活ができるだけ稼ぎたいというものだ。
派遣社員として働く人々も同じであると言える。
正社員では窮屈だから、自由度の高い派遣で働きたいという気持ちにこたえたのが、契約社員という雇用スタイルだと考えれる。
不況の流れや、派遣社員数の増加による正社員枠の減少などにより、正社員になりたくてもなれないという人々は生まれているものの、最初から契約社員として働きたいというような層がここ数年で増えていたのではないだろうか?
その中での開業志向である。
正社員として目一杯働いて燃え尽き症候群となった若者も多い。
その層は、多くを稼がなくてもいいから、自由度の高い環境で働きたいということである。
この層は、独立に際しても資金的な余裕は余りない。
できれば、初期投資なしで開業できれば一番であるものの、そのような開業スタイルは少ない。
つまり、先日も取り上げた身の丈独立ビジネスが出てくる。
このビジネスに最適なビジネスモデルであると言える。
数坪のスペースとベッドがあれば開業できる高齢者向けビジネスであるが、このビジネスが今後発展していくと言える。