医療コンサルタントの高野聖義(昌則)です。
現在、新規患者獲得が苦しくなっています。
これは眼科医院だけではなく、他の診療所でも苦しい状態です。
しかし、口コミによる来院比率が50%を超えている医院では、そんなことがあるのですかという状態だと思います。
今まで新患獲得に向けた努力をせずに、単に診療だけを行なっていたという医院にとっては、苦しい時代が来たなということです。
患者数が多い状態により、日々の診療に追われてしまって、スタッフ教育を行なっていなかった。
毎日患者数が多いので、なんか安心をしていた。
勤務医の先生に全てを任せていたのに、結果を出してくれない。
など、その理由は様々ですが、医院経営を考える必要が出てきているということです。
これからは、強い医院とそうでない医院の差がさらに開きます。
開業間もない医院にとっては、本当に苦しい時代です。
落下傘型開業が通用しなくなってきたというのが事実だと思います。
医院の商品はドクターです。
どんなにスタッフが優秀でも、ドクターが患者さんに支持されていなかったら、経営の維持はできません。
まだ同時に、ドクターがどんなに優秀でも、スタッフが標準レベルより低ければ、決して患者数は増えません。
それほど、総合力が評価される時代となってきているのです。
今の状態で慢心せずに、常に前進し続けている医院が、安定経営を維持できるのです。
医院の医療機器の整備だけではなく、医院経営全体を評価し、診断する必要性が高まっているといえるでしょう。