前回お話した内容は、地主の方の不動産管理に関する考え方という点が中心でした。
では、医院開発にあたり、注意する点は何なのでしょうか?
実は今日の昼間、ある本屋さん(丸の内の丸善)で開業のためのノウハウ本を見ていました。
うーん、書いてある内容は大変参考になるのですが、不動産部門では、規模の大きな医院向けの話となっていました。例えば、CMです。
今、不動産業界では、CMっていう手法がはやっています。
これは何かっていうと、私もよくわかりません。
よくわからないなりにご説明すると、要はいろんな業者がいるけど、うまく使ってコストを下げること、なのでしょう。
ちょっと横道を行きますが、不動産業界、というか建築業界ですかね。まず、そのお話をしていきます。
ゼネコンっていう大きな存在があります。
建築では絶対的な力を持っているのですが、彼らも実際に建物を作る力はありません。
ゼネコンがたくさん作っているじゃないか!近くのマンションもゼネコンが作っているぞ!
っていう方が絶対いるとは思いますが、私もいう実際に作る力っていうのは、自分たちで工事をするのかどうかです。
ゼネコンは建物を作り、販売していくためのプロデュースをしています。
実際に物を作っている大工や、土木の仕事をやっている訳ではないのです。
ゼネコンさん(別に批判している訳ではないですよ。急に「さん」をつけてみました)は、いろいろな業者の方を使って、大きな建物を作るのです。
彼らが抱えているいろいろな業者を使っていくことで、業界が潤っていくのです。
さて、CMの話に戻ります。
CMはコンストラクション・マネジメントってやつです。
ちょっと、あるサイトから以下の内容はパクりました。
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これまでの慣例はゼネコンへの一括発注です。ゼネコンが全てを取り仕切って実際には何社もの専門業者に下請発注し、最後は全責任を負い、多少の誤差があってもゼネコンが背負ってくれます。その代わりに金額は予備費管理費が膨らんで多少高めのどんぶり勘定でした。
一方でコンストラクションマネジメントという発注方法では、発注者側が何社もの専門業者にそれぞれに個別に発注します。鉄骨工事・外装・電気設備・空調等々とそれぞれの工事ごとに分離分割して発注します。そしてその工事ごとに競争入札を行うことが多いようです。
これまでの予備費管理費の膨らんだ部分の金額が排除され安くなって当然です。しかしゼネコンが全責任を負っていた多くのリスクを発注者自身が負うことになるのです。
もちろん一般発注者にそのようなことはできません。そこでコンストラクションマネージャーと呼ばれるプロが発注者側につき、発注者に代わり業務を進め、スケジュール管理まで行います。このマネージャー報酬を払ってでも工事費が1割2割安くなるケースが多いようです。
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このCMをその医院開業ノウハウ本では紹介していました。
個人医院では無理だよって、突っ込んでしまいました。
CMだろうが、なんだろうが、もともとゼネコンに頼んでねーよ!左手の裏拳を振り回してしまいました。
「おいおい」
そんな難しい話はどうでもいいんです。
正直、知る必要もない。
だって知ったって、使えないから意味ないですもん。
大型物件対象ですって、それは。
で、本当に知るべきことは、「医院の建築費を下げる方法がいろいろある」ことなのです。
しかも、かなり下げることが出来ます。
個人で開業される方は、知っておいて下さい。
その手法が数多くあるのです。
具体的には何だって話ですね。
それは、ブログでは、ちょっと・・・・。
興味があればメール下さいね。
では。