医師会との関係性 | 経営コンサルティング《ここだけの話》高野聖義

経営コンサルティング《ここだけの話》高野聖義

経営コンサルタントが語るビジネス情報。医療機関の医療コンサルティングにまつわる「ここだけの話」や、最新ビジネス事例について解説。

ある眼科医院で、最近開業したての院長先生とお話をしていた。

この院長先生の行動力は凄い!
 
 
 
 
こちらからいくつかの提案をさせていただいたのだが、100%実施している。

しかも、話の中で具体性のない提案内容も院長先生の中で咀嚼してさらに先を進んでいる。

やはり、医療関係の方は勉強好きであり、行動力もある。

この院長先生が最近やっているのが、周辺の医院の方と友好的な関係を結ぶことである。
開業されて間もないため、医師会や学校関係の方との関係が出来上がっていない。

地元の医師会は、数多くあるため、その医院との関係は開業医の死活問題ともなる。
 
あまりに派手にやると、やはり目に付くため、いろいろな問題が起ってしまう。
 
今後の医院経営を行うためには、医師会との関係はよければよい。

あまり、べったりという関係も難しいとは思うのだが、あえて争いを起こす必要はない。
 
逆に医師関係の人脈を広げていこうということは大変好ましいことである。

この院長先生もいくつかの医師会にアプローチしている。
医師会の会員は、広く見ればライバル、競合である。
 
しかし、うまく協力関係を結ぶことができれば、周囲に大きな味方を得ることになる。
 
距離感が難しいですね。
 
競争の時代から、共生の時代へと時代は変化しています。
 
この時代の変化に対応できるかどうかは、本当に重要です。

ただ、一つだけ心配なのは、医師会側を見続けることが、本当に患者の方のためになるのでしょうか?
 
この点が一番の問題でしょう。
 
本当の意味での医療というものは、どこに重点を置くべきか。どうバランスをとるべきか、これがこれからの問題なのだと考えます。
 
今回は抽象的すぎました。すいません。