4月ですね。
大学を卒業したばかりの新人コンサルタントが続々と入社してきました。
夢と希望に燃えて入社してきます。
でも、ちょっと気になることがあります。
最近の若者の特性なのか、自分で考えるってしない。
全て何かツールがあって、そのツールに従って世の中のルールが決まっているなんて思っているのでしょうか。
この仕事をやっていると、どうしても単純作業が発生します。
単純作業を人件費の高い正社員にやってもらいたいとは全く考えていません。
しかし、どうしても発生するのが単純作業です。
だけど、単純作業も考えることが必要なのです。
コンサルティングの仕事を転職という形で始めた私は、新卒でそんな仕事ができる彼らがうらやましいのです。
単純作業でも、それまでの頭を使わない労働とは全く違いますから(前職はほとんど肉体労働)これこそが仕事だ!と喜んでいました。
コンピュータに触っているだけで偉くなった気持ちになってしまいました。
そんな気持ちを持ってほしいというわけではありません。
私が仕事を始めた時、一番苦労したのが「考える」ということでした。
単純作業を何も考えずにやっつけ仕事すると、いつも、先輩コンサルタントに
「ちゃんと考えろ!」
と怒鳴られました。
正直、考えるってどんなこと?って感じだったのですが、必死に考えました。
●どうして、その結論に至るのか?
●なぜ、このような分析を行うのか?
●どうすれば、儲かるのか?
常に頭を使いました。
今の新人君はどうでしょうか?
世の中に全て唯一の答えがあると思っているようです。
だけどね、そんなものないのです。
若手コンサルタント、特に駆け出しコンサルタントの方は聞いてね。
もうちょっと考えようよ、頭を使おうよ。
頭を使わないと楽なんです。
考えるって、労働。
だから、もっと考えようよ、頭を使おうよ。
使わない頭は老化するのだから。