コンサルタントとクライアントとの会話 | 経営コンサルティング《ここだけの話》高野聖義

経営コンサルティング《ここだけの話》高野聖義

経営コンサルタントが語るビジネス情報。医療機関の医療コンサルティングにまつわる「ここだけの話」や、最新ビジネス事例について解説。

コンサルタントという仕事をしていると、一番重要なのはクライアントの方との対話の時間であることを実感します。

その中で、いかにクライアントの方に話していただけるか?

いつも悩むところなのです。

長期でお付き合いしているクライアントの方と接するには、こんなことを気にしています。

 
 
 

クライアントへの応答ポイント

 

①言葉に出して受容する

 

「はい」「ええ」「いいえ」「なるほど」「そうですか」

 

 

②繰り返し技法を使う

 

「とても辛いんです」とクライアントが言えば、「とても辛いので

すね」と応えます。

 

 

③明確化技法を使う

 

クライアントの言わんとすることを、「つまり、あなたは、○○な

んですね。」と要約してあげること。これは非常に難しく、クライ

アントに「いえ、そうではありません」と言われると冷や汗が出

ます。逆に、「ええ、ええ、そうなんです」と言われると、話が弾

みます。

 

④相手が話しやすいように、リードの言葉を入れる

 

「それで…」「それで、あなたは、どうされたんですか?」「その

時、あなたはどう感じたのですか?」等です。ここで、気をつけ

たいのは、「どうして」とか「何故あなたは」という質問は多発し

ないことです。この言葉を投げかけられたクライアントは、責め

られているような気になってしまうからです。

 

 

⑤共感・支持の言葉を感情をこめて伝える

 

例えば、「仕事辞めたい」という言葉に賛成はできなくても、「仕

事をやめたくなるほどしんどい」という気持ちは理解できる筈です。「なるほど」等の言葉を用い、クライアントの気持ちを理解する必要

なあります

 

これを実践するのは大変なんですが、できるように努力しています。

参考になれば、お使い下さい。