医療現場のオペレーション | 経営コンサルティング《ここだけの話》高野聖義

経営コンサルティング《ここだけの話》高野聖義

経営コンサルタントが語るビジネス情報。医療機関の医療コンサルティングにまつわる「ここだけの話」や、最新ビジネス事例について解説。

中小企業コンサルタントの高野昌則です。

 
 
外来医療における問題点は、効率性だといわれています。各医療機関には多くの外来患者さんが訪れます。一日100人以上の外来患者を一人のドクターが診察する状態はざらです。

繁盛し、有名な医院ほどその患者数は増大します。名医として認識されている医院であればあるほど、全国から患者は集まり、その診察を受けたいと望むのです。

しかし、人間ですからその診察には限界があります。名医でも体は一つですから、1日100~150人を診察するのが限界です。もし、これ以上診察するのであれば、体が二つ以上いります。

結果として、各医院では、ドクターをサポートするナースや、助手の方の力が重要となるのです。

特に開業医のような、ドクターが一人のような医院では、患者対応するのはスタッフの方となります。

では、どのようにオペレーションを作る必要があるのでしょうか?

チェックすべきポイントは、

 1.患者数/時間

 2.患者数/ドクター

 3.患者数/スタッフ

といった効率性の視標をチェックすることと、現状のオペレーションに無駄がないかを調べる必要があります。

たとえば、院長先生が、診察に専念している状態なのか?それとも、雑用をしているのか?ここが、効率化のポイントとなります。