ふと思い出した昔の話。
今までにバラ、サクラ、宝石、紅茶、近代兵器あるいはおもちゃばこ…私をいろんなものに例えて「キミは〇〇みたいな人だね」と言われたことはありますが、一番嬉しかったのは「アルモニカ」。

私の一番好きな楽器はパイプオルガンっていうのは何度か話した気がしないでもないんですが、実はもうひとつあります。
それが今回のお話の「アルモニカ」。
中学校の頃、音楽のおじいちゃん先生に「君はとても不思議な生徒だね、楽器で言うとアルモニカみたいな子だ」と言われたことが今でも記憶に残っています。
それから調べてたどり着いて、深い感銘を受けて虜になったこの楽器。

ベンジャミン・フランクリンが創りだしたこの楽器、水に濡らしたガラス製のボウルを並べ、水で濡らし、指の腹でこすって音を奏でます。
人間の指先のゴミや油分を事前に全て取り除き、体温を下げた状態でないと演奏できないため、奏でるのは15分程度が限界というなんとも繊細な楽器。
かの有名なチャイコフスキーの「白鳥の湖」や「金平糖の精の踊り」なんかは、このアルモニカのために作曲されたものです。

その繊細な音色は「天使の歌声」と呼ばれ一気に人気を得て、製造がムズカシイと言われているにもかかわらず5000台が出荷され、欧州各地に広まります。
主な演奏場所は教会なんですが、やがて「悪魔の歌声」とも呼ばれる様になりました。
演奏中に神経障害、めまい、うつ病、筋肉痛などを発症する人が後を絶たず、一部の地域では演奏禁止を法律で定めた程。
かん高く神秘的なこの音が人を虜にする、あるいは気を狂わせる…

それでは聞いてみましょう、一応観覧注意っていうのかしら?(σ▽σ)

 

https://www.youtube.com/watch?v=eQemvyyJ--g

 

あの時おじいちゃん先生はどんなつもりで私をそう例えたのか…先生と同じ年になる頃にはわかるかしら。(σwσ)ムム

さて、話は変わって今日作ったお菓子!
私の中でちょっとしたレモンブーム、というわけで「レモンシュークリーム」です♪

 

 

え?カットレモン乗せただけ?
違うんです、このクリームこそがレモン!
生クリームとカスタードクリームを1:1の割合で混ぜ合わせたものを「クレームディプロマット」というんですが、これはそのレモン味。
カスタードと生クリームをそれぞれ作り、丁寧に撹拌します。それからレモンの果汁を分離しない様に丁寧に再び撹拌。
そうするとまろやかでいてちゃんとレモンが香る、爽やかでクリーミィな不思議なクリームができるんです!///
日本でもっと流行ればいいんですが手間もお金もかかるもんね、ケーキ屋さんじゃまあやりませんよね…;
ともあれクリームが完成したらアイシングをたっぷりかけて完成、ここは大きなお口を開けてかぶりつくのが作法というものよねvV(σ▽σ)

 

 

今日はさくらんぼのフレーバードティーでいただきました、ルピシアのこれね。
昔から好きなんですよ、フルーティーな風味で今回のシュークリームとも相性ぴったり♪

 

 

んん、爽やかなティータイム!
クーラーのきいた部屋でホットの紅茶をいただくこの贅沢…///(庶民)

 

 

さて、次はどんなお菓子を作ろうかしら。(σ▽σ)