※長いですよ!おまけにちょっと不思議な話。


このテの話をしてヤバイ奴扱いされるのは避けたいのであんまりしない様にしていたんですが、気が向いたのでちょっとお話してみようかしら。
まず最初に言っておきますが、私は占いに傾倒してませんよ!
これを読んでくれた人に幸せになるネックレスとか売りつけたりしませんからね!!;;
大した話でもないしお時間のある方だけ、どうぞ。(σ▽σ)

 

あるバーで、ある夜の出来事。

まず「どうしてバー」で?っていう話なんですが、私が当時通ったお店は繁華街の入口にありまして。
私はいつも人がいない時間に静かに飲んでサッとお店を後にするんですが、今からお店を開けようとする占い師さん(だいたいお茶飲んでる)とエンカウントすることがあります。
その日は平日で私以外にお客さんはいなくて、マスターとちょっとおしゃべりしながらウイスキーをそっと傾けていたんですが、ひとりの男性が入ってきまして。


「ああ、◯◯さんいらっしゃいませ!お久しぶりですね^^」

「………はい。(じっと私の方を見てマスターには生返事)」

「………(何、この人?と思いつつ笑顔で会釈)」


私からふたつ離れた席にその人は腰掛け、しばらくして話しかけてきました。


「すみません、いきなり…失礼な質問で申し訳ないんですが…」

「はい?」

「あなた、何者なんですか?」

「あら♪見たままの、ただのつまんない女です。(σ▽σ)」

「でしょお!◯◯さんまりやさんに声かけると思ったあ!!(爆笑)ああ、まりやさん怪しまないでくださいね、この人私の長い友人で…」


神妙な面持ちで話しかけてくる男性、ああどうせナンパだろうと思って軽く言葉を返す私、何故か爆笑するマスター…うん、3人とも波長合ってない\(^o^)/
聞けばこの人はタロットカードの占い師だそうで、マスターも心が折れかけた時なんかにこの人に軽く見てもらうことがあるんだそう。
長年の知り合いで、ふたりとも仲がいいみたい…。
マスターの知り合いなら変にお金をたかられたり、怪しい道具を売りつけられたりする心配もないかしら?と思いつつもまだまだ警戒している私。


「時間さえ良かったらあなたが何者か、占わせて下さい。」

「あの…ごめんなさい、私占いにお金はかけn」

「いえ、お金は要りませんから。(鬼気迫る表情で)」

「はあ…じゃあ、まあ…^^;」


そういうわけで鞄からタロットカードを取り出す占い師。
ああ、正位置とか逆位置のアレだわ~、なんてぼんやり思っているとカウンターにズラッとカードを並べ…


「この中から3枚選んで下さい。それで私に見せて下さい。」

「え…なんか思ってたのと違いますね?」

「潜在的な力で無意識に引くことで、貴方自身が何者であるかを示すことになるんです。」

「へー?じゃあこれとこれと、これを♪(σ▽σ)」

「………あの、迷わないんですね?;」

「はい。(σ▽σ)」


そういうわけで引いたのはこの3枚。

女帝(エンプレス)

魔術師(マジシャン)

恋人(ラバーズ)


「良かった~!悪魔とか死神じゃなくて♪いい感じのカード、ですよね?」

「………(しばらく黙りこみ)………ええ、まあ。」

「えっ?あの…何か悪い結果でも言ってくださいね、別に私構いませんから…;」

「いや、悪いっていうわけでも…」

「え?あの??;」


当時私は1ミリもジョジョラーではなく、ただただこの占い師の話に耳を傾けるだけ。
(今ならすっごいキャーキャー言ってたと思う)


「まず女帝は豊穣・愛情の実りを示します。あなたは無償の愛の持ち主で、多くの人があなたの愛によって救われます。迷える人や苦しむ人を抱擁して癒やす、広い懐の持ち主です。」

「(いや広い懐持ってねえし^^^)…あら、いいカードですね。」

「はい…けどここからが問題なんですよ。魔術師のカード。魔術師は頭の回転が実に早く、大宇宙の力さえ操ることが出来ます。計画性が非常に高く、いろんなことをまるで魔法や奇跡のようにすんなりと実現させます。」

「(普通にいいカードなんじゃない?^^^)…はい。」

「最後、恋人のカードです。これは肉体的快楽と心からの結びつきの暗示です。1度あなたとの肉体・心の快楽を知ったら離れられません。男女関係ありません。相手は魂の底から安堵し、あなたに対して狂信的になります。しかも女帝の力で人々があなたに自然と集まり、この恋人の働きを強めています。」

「(おっと、disられ始めたぞーーー^^^)…なるほど?」

「加えて魔術師の英知…あなたは人を導くか支配するか、どちらかの人間です。力の使い方をくれぐれも間違えない様にして下さい。教師になって大勢の生徒に慕われるか、あるいは教団を立ち上げて信者を支配するか…そういう話です。」

まりや「はあ…^^;」


本当にこの頃にジョジョラーならいろいろすんなり聞けたかもと思うんですが、私のひとりの夜に突然現れてズケズケ物を言ってきてなかなか失礼な…と、ちょっと良くない印象でした^^^
けど本人は至って真剣だし、占い師さんって結果を正直に告げるお仕事だもんね。;
そもそも悪い結果でも正直に言ってほしいって言ったのは私なんだし。
結局怒るに怒れず、これからお店を開ける彼をマスターとふたりで見送ったのでした。

さて、それから今度は四柱推命(中国の占い)の占い師に絡まれるのはまた別のお話。(σ▽σ)チャンチャン♪