相模原障害者施設殺傷事件について考えた事。

 

まずは、亡くなられた19名の方々の尊い命のご冥福をお祈り致します。

 

 

1、この事件について、いつか出来れば犯人に伝えたいと思った事を、言葉でまとめてみました。

 

 

「亡くなった19人と負傷された方々の誰がこのような最後(または攻撃)を望んでいただろうか?

 

殺人そのものも、最大の過ちですが、

彼(貴方)の犯した大きな過ちは、独断で他人の死を正当化し、独断で他人の死を実行したことです。

 

彼(貴方)は、亡くなった方々や、負傷された方々が、自殺を望んでいたと、信じていますが、彼(貴方)はそのことについて、確信を得るような手順を通っていないはずです。仮にそのような確信を得るようなことがあっても、殺人そのものが最大の過ちであることは変わりありません。」

 

 

2、私がこの事件に、衝撃と落胆を感じざるおえなかったのは、

 

社会が築き上げてきた障がい者倫理、障がいのある方々の安全や生命の保証、それらが、1人の人間の独断的犯行により、全く覆されてしまったこと。

 

社会的前触れががなく、突然たった1人の人間が、「障害を持っている」という共通項をターゲットに、連続に多数の人物を、差別的に攻撃していったという、今まで築き上げてきた社会の方向性とは全く逆に転じた事が突然起きてしまった恐ろしさ、その歴史の流れとは真逆の立場の単独犯の計画性の強さ。差別的殺人の計画的内容性の強さ。

 

3、私は、この事件によって、社会が築き上げてきた障がい者倫理、障がいのある方々の安全や生命の保証、それらが突然一人の人間によって覆されてしまったことにより、それらが間違った思想を持った人達に助長される危険性があるのではないかと、大きな恐怖を感じました。

 

ですが、私がそれ以上に恐ろしいと思ったことは、大勢の人たちがその恐怖に屈してしまうことです。

 

どうか、障がいが有る無しに関わらず、世界中の大勢の皆様が、そのような理不尽な考えによる恐怖に屈することなく、これからも正々堂々と今を生き続けていってほしいです。

 

二度と、似たような事件が起きないことを願います。

 

このような凄惨な事件の被害者を出さない世の中、加害者にさせない世の中に、これからの未来がそうなっていくことを、願っています。

 

いつも、ブログを読んで下さって有り難うございます。

感謝を込めて。。。