女性経営者のための風水空間プロデゥーサー、横川明子です。
台北からのショートトリップで、金瓜山(ジングアーシー)へ行ってきました。
19世紀に金鉱が発掘され、ゴールドラッシュで栄えた街ですが、金鉱が尽きたことによって、人口は次第に減り、現在は、自然豊かな景色を静かに楽しめる場所となっています。
ここで、一番に訪れたのは、東南アジアで最大の純銅製関羽像。高さ10.5メートル、重さ25トンの関羽像が鎮座している金瓜石勸濟堂(グアンジータン)。
あまりの大きさに、驚きました。
正面からそのスケールの大きさをグルっと見てみましょう。
正面の門から。
後ろから。
左斜め横から。
天然の四神相応の中心に鎮座しています。
勸濟堂の創建は、1896年。築120年程の比較的新しいものです。
清朝最後の風水石城である台北城壁が完成したのが、1884年ですから、
台北城の東側を守護する廟として、計画されたのでしょうか。
関羽像は、東を背に、西を向いているので、正確な方位測り、地図で確認したわけではないですが、台北を見守るような方向だと思います。
こちらが正面の門。右側には龍、左側には虎が描かれています。
正面の門の前、朱雀にあたる場所です。
廟の中心には龍の水場。本尊の関羽の目の前に、この池があります。
廟の前にある関羽像です。関羽は、皇帝にはなりませんでしたが、一国のトップに立つことはありませんでした。
しかし、劉備に対して忠義を尽くしたその生き様が、1800年にもわたり信仰されている姿をみると、何を得たかより、どう生きるかということの重要さを痛感します。