うねる若狭湾でタイラバ▪被爆の恐怖 | 近江人(オミット)しよう。

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25日金曜日に久しぶりの出船。小浜湾内がうねっている。湾口から激しい。うねりの頂点でジャンプして叩き付けられるので速度を落とす。ポイント到着は7時45分だった。今回も船酔いの予感だ。

8時15分に待望のアタリ。以前にグリグリと強引に巻いてばらしたので慎重に巻き上げる。餌釣りとは違って疑似餌はスレ掛かりが多いからだ。巻き上げると皮一枚のスレ掛かりだった。
35センチのキジハタ。これは幸先がいい。





南風が強い。うねりと波も収まらない。しかし、北からのうねりと南風が打ち消し合うのか、船がほとんど移動しないでタイラバが垂直に落ちていく。まずいパターンだが諦めない。エンジンでこまめに移動してタイラバを落とす。バス釣りのラバージグでボトムバンピングというテクニックがあるが、タイラバも似ている。でも垂直に落ちていくならメタルジグと同じバーチカルジギングだ。しつこく繰り返すと当たった。一瞬緩めて合わした。結構な引きだ。50オーバーのアオハタ。何か違和感がある。頭部を中心に外皮に何かくっついている。30ミリほどの黒い棒状。藁に火薬を塗った昔の線香花火にそっくりだ。ペンチで寄生虫を引き剥がす。凄く硬い。木の根っ子そっくりに食い込んで、剥がすと外皮が鱗と剥がれた。初めて見る寄生虫。正体がわかる方はコメントして欲しいものだ。







次に来たのが30センチのキタマクラ。しっかりと口に掛かっていたが、それまでのアタックでタイラバはボロボロにされた。
タイラバを交換しようかと目線を上げると、飛び込んで来た光景。大飯原発の2つのドームから吹き出す噴煙。上空に上がらず海面に降りて濃霧となる。風は南なので船に向かって来る。福島原発の緊急放出映像が脳裏でよみがえる。ヤバイのではないか?スマホでニュースを検索する。しかし、事故ならニュースになるのは後だ。被爆の恐怖が込み上げて来る。今日は早めの終了予定だったので帰港した。






11時に帰港して、マリーナのスタッフに状況を言うと、緊急時にはサイレンが鳴って避難情報が流れるらしい。原発再稼働に向けて準備中なので、その行程での事象と思われる。安堵して次の予定を消化する。船を陸揚げして洗浄後に、メンテナンスを行う。
最近は夜明け前の出船が多かったが、タコメーターに照明が付かないのが気になっていたのだ。また不調のチルトメーターを外して電圧計に変えたい。操舵室にこもっての作業だ。30年以上放置されたメーターは固着して取り外しは困難を極めた。
予定時間をオーバーしそうなので写真を撮る余裕が全くない。
マリーナ営業時間ギリギリで何とか出来上がった。メーターの電球は全てLED に交換した。帰りは白髭神社付近の大渋滞にはまって3時間以上掛かった。

追記
コメント頂きヒジキムシと判明。ありがとうございました。