30年前、JR 芦屋駅南側にあったT氏が経営するルアーショップ。そこで知り合ったのがN君だった。釣りの嗜好が似ていたが、お互いに一匹狼志向が強く、釣り場でも何度か会ったが、つるむ事は無かった。
先日、釣具店でN君が立ち上げたブランドのルアー売り場で、彼の雷魚釣りのDVD を見かけた。いつも見ているのだが、何故か胸騒ぎを覚えたので彼のブランドのHP を見に行ってコラムを読んで驚いた。
なんと、4月に親子でコロナを発症していたのだ。 要約すると38度前後の発熱が続くので検査すると陽性。自宅療養を告げられて引きこもり。解熱剤と炎症止めのステロイド製剤が投与されたらしい。体質によるらしいが、かなり肺炎がきつくても苦しくないので、自覚がないそうだ。彼の母親は入院出来たが、肺炎が悪化して亡くなった。彼は入院出来ず自宅で耐えたが20日ほどで熱が下がったらしい。彼は6歳若く持病もない。さらにトレーニングで絞っており筋肉質である。なので免疫力も強かったのだろう。コロナにも警戒していたらしく、感染経路は不明だ。そういう患者が増えていると病院で言われたそうだ。
彼の人となりを知っているだけに、驚いたし無事に回復したのは嬉しい。お母様は残念としか言いようがない。屈強な精神と肉体のN君だが、ダメージは大きいだろう。お悔やみの連絡をしたいが、残念ながら連絡先が不明だ。同志として応援の念を送ろう。
コロナ慣れというと不謹慎だが、私自信も初期の警戒心が薄れていた。病院が満床となって逼迫していると、先日行った医大病院でも言われた。自分が発症した場合の対応を真剣に段取りしなければならないだろう。