重症患者には個別支援は必要ない? | marimo's blog

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青年海外協力隊で、作業療法士としてヨルダンに派遣されています!

文化も習慣も全く違うこのイスラム社会で、
山あり谷あり奮闘しながら、2年間の活動を綴ります!


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先日の虐待防止セミナーで、ヨルダン社会開発省の某お偉いさんから言われた一言。

「重症患者には、個別支援は無意味。なぜなら、重症患者にはリハビリをしても変わらないということが、科学的に証明されているから。」


このセミナー、内輪で開催しているセミナーとは違うんです。

JICAボランティアのカラク地域のの2名が主催したセミナーなのですが、
国を動かしているお偉いさん方にホテルに集まってもらって、先日のカラクでのワークショップを踏まえてセミナーという形で実施したのです。

そんな公の場で、
上記問題発言。

それも、自信満々に。



彼は、人権も何も考えてない。

自分がズレているということも、気付いていない。

彼だけだったら良いけど、問題発言をするのは彼だけじゃなかった。

公の場で、障がい者権利条約にヨルダンが批准した事実にすら文句を言う人もいた。



‥‥

これって、国の大問題です。

私は上記発言がどうしても許せず、思い切ってマイクを持ちました。

公の前で話すのってすごく苦手だけど、
重症患者にはリハビリが不要と言われて、黙っていられませんでした

もし自分が明日何らかの事故で重症患者になって、重症なのでリハビリはしませんと言われたらどう思うかと聞きました。
重症患者だからこそ、考えることはいっぱいあります。

彼は、身体機能のみに目を向けていたのでしょうが、
福祉用具やポジショニングなどの環境調整や、認知面、精神機能面へのアプローチ、また呼吸に問題があれば呼吸リハ等など沢山あるのです。

これも伝えましたが、私が伝えたいことの何割くらいがその人達に伝わったのかは分かりません‥。

いつの時代の、どの論文を見て「科学的に証明されている」なんて言葉を使ったのでしょうか。

ただ、この発言で私の今後の活動の方向性が明確になりました。

ヨルダン人の考え方と日本人の考え方は違う所はいっぱいありすぎて挙げればキリが無いので、多少のことは妥協することにしているのですが、

これは妥協してはいけないこと。

人それぞれ、色んな考えを持つことは自由です。
ただ、一般市民ならまだしも、権力者がそういう考えを持っていることは、何人もの人に影響力を及ぼすことになるのです。

どうすれば、伝えられるのか?

こういった酷い考えを持っている人がいることにびっくりしてくれるセミナー参加者もいたので、アクションを起こせばその方法によっては変わり得るかもしれない、と思っています。

お偉いさんに限らず一人でも多くの人に、障がい理解をしてもらいたいと思います。

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