子供に選択する機会をたくさん与えるフィンランド | フィンランドに1年住んでみる(在外研究)

フィンランドに1年住んでみる(在外研究)

~子連れフィンランド滞在記~
1年間家族でフィンランドに住みました(2022年10月〜2023年10月)。
準備からフィンランド生活について思ったこと、
感じたことの記録
趣味の4コマを投稿中

 

フィンランドは日本より子供に選択する機会を多く与えている国だと思います。

 

そう思った理由を以下にまとめてみました。

 

①保育園や小学校の給食はブッフェスタイル

自分の好きなものを好きなだけよそう。

(栄養の事を考えるとあまり良くない方法だと思うので、選択できるのはデザートだけでも良いのでは?と考えてしまいますが…)

 

②小学校中学年から、言語の選択授業がある

スウェーデン語、スペイン語、ロシア語など数種類の中から自分で学びたいものを選ぶことができる。音楽コース(音楽の授業が多い)が取れる小学校もある。

 

③遠足場所を生徒たちがリクエストできる

息子たちのクラスでは遠足の場所を生徒が決めました。

 

④宿題のページを自分で決めることができる

毎回ではありませんが、たまに息子がやりたい場所を宿題にしてくれます。

 

⑤文房具やリュックサック、服装は自分の好きなもので

フィンランドでは日本のように持ち物についてたくさんルールがありません。

日本ではキャラクターものはダメで筆箱の形まで指定されている小学校がありますが、フィンランドは全て自由です。みんな自分のお気に入りの文房具を使っています。息子が通っていた小学校では全員ランドセル(リュックは認めてもらえません)でしたが、こちらは自分で選んだお気に入りのリュックで登校します。フィンランドではフードのついた服、ボタンのついた服でもなんでも着て行ってOK。体操着はなく動きやすい格好なら何でもOK。水着もカラフルでOKです!

 

⑥学習計画には生徒のサインが必要

学習計画は先生が作りますが、子供は内容を確認し修正することができます。決定権はいつでも子供が持っています。

 

息子たちが小学校で感じていることは以下の通り。

自分で選択できるということは…

満足感が得られる、責任感が生まれる、自信が持てる、自分も何かを変えられるんじゃないかと考えることができる。

良い事がたくさん!

 

選挙の投票率が低い日本ですが、「どうせ自分が投票したところで何も変わらないさ。」と思っている人多いのではないでしょうか。

投票率の高いフィンランドとはこういうところで差がでるのかな。

私も息子たちにもっと選択できる機会を作っていきたいなと思いました。