昨夜から雨が降ったりやんだりの関東。
きょう午前、梅雨入りが発表されました。
 
少しでも日差しの力を頼りたくて、
週末、ベランダのトマトを重たい鉢に植え替えました。
これで風が強めの日も倒れないでしょう…
うまく育ってくれるといいなぁ。
わが家のミニ田んぼの稲は、
無事に「分げつ」といって苗の枝分かれが始まりました。
夏野菜も稲も、これから約1ヶ月以上に及ぶ日照不足の時期を
うまく乗り切ってくれるといいのですが。
 
ことしの梅雨入りは、梅雨前線が遠のいている珍しいタイプ。
前もお伝えしたことがありますが、気象庁の梅雨入りの定義は、
「晩春から夏にかけて雨や曇りの日が多く現れる現象、またはその期間。 」
で、「梅雨前線の影響で」という文言はないのです。
 
先週からの傾向で、「逆位相」といって、大気の流れが遅くなっています。
先週は、本州付近を高気圧がゆ~っくり移動していましたが、
今週は、本州付近は深い気圧の谷に入った状態が続きます。
この気圧の谷にスポッっと北から入り込んだのが寒気です。
上空に寒気、地上付近はジメジメ蒸し暑い空気で、大気の状態は不安定です。
 
きょうから水曜日ごろにかけては、
全国どこで激しい雨が降ってもおかしくない状態なのです。
さきほど、北海道内で雨雲が発達し、
1時間に100mmクラスの猛烈な雨が降ったということで、
記録的短時間大雨情報が発表されました。
急な激しい雨や落雷、突風に注意です。
局地的ではありますが、短時間で相当な雨が予想されます。
周囲の状況が急激に悪化することもありますから、
気を付けましょう。
木曜日になると、寒気の中心は抜けていき、
広範囲での大気の不安定な状態は解消に向かいますが、
千島近海の高気圧が張り出してきて、
関東や北日本太平洋側には、湿った風が吹き付け、
雲の多い天気になりそうです。
シトシト雨の降りやすい天気に。
そして、金曜日以降は、梅雨前線がまた西から北上を始める予想です。