『いつかの恋と夏の果て』
17.11.29発売 2枚組(本編＋番外編CD15分)
原作漫画：篠崎マイ
フィフス通販特典フリトCD付
Amazon限定盤巻末キャストコメント付
ホーリン特典描き下ろし漫画リーフレット
コミコミ特典描き下ろしペーパー
(小野寺修) 新垣樽助×古川慎 (深原一夏)
学生の頃から気の置けない友人として付き合ってきた2人。だが、一夏は修に対し“友情”では片付けられない感情を抱いていた。そんなある日、一夏に男のセフ.レがいると知った修は、無神経な言葉で追い詰めてしまい…？ずっと隣にいたいから、この想いは隠し通すと決めた…<コミックス収録の番外編エピソードに2人のあまあまＨを加えて音声化した特典ドラマCD付>
私は原作未読でしたが、攻め受け両方の心理描写が丁寧に描かれていて、
二人の会話もリアルタイムで聴いてるような自然な間で良かったです
しっとりとしたピアノのBGMも、切ない作品の雰囲気にとてもよく合っていたと思います
高校時代からサラリーマンになった現在も、
親友関係が続いている二人。
攻めは人懐っこく開けっ広げな性格で、距離感が近かったり彼女の話も全部受けに報告したり、
友達としてなら別に何て事ないですけど、攻めに恋愛感情を持っている受けにとっては、
かなり生.殺.し的な…
無自覚に思わせぶりな言動を度々してきます。
受けは無愛想だけど健気なゲイ。
10年間ずっとノンケの攻めに片想いしています。
高校時代に一度真剣に告白したんだけど、冗談だと思われて流されてしまい、
現在攻めは告白された事すらすっかり忘れている状態ｗ
受けには報われない片想いをしている同士、
時々慰め合っている理解あるセフ.レがいて、
ある日そのセフ.レの男とラブ.ホに向かう所を攻めに目撃されてしまい、
ゲイである事がバレてから攻めが受けの事を意識し出す…
っていう王道のストーリー展開です
新垣さんは中音の明るく柔らかい声で、キャラのイメージにハマってたと思います。
この攻めは確かにちょっと無神経な所はあるけど、基本的には誠実な良い奴ですね
古川くんも中音で、いかにも人付き合いが苦手そうな控え目のトーン。
切ない演技がとても良かったです
攻めが恋愛感情では無くただの独占欲で、
受けを引き留める為に簡単に「抱ける！」って言った言葉に受けがブチ切れて攻めを殴り、
「お前とはもう会わない…これで終わりだ」
って絶縁を言い渡すシーンが好きでした
個人的には、この受けにはあまり同情出来なかったんですけどね
10年も想い続けるくらい好きなんだったら、
1回冗談にされたくらいで引き下がってちゃダメだわ←
ましてやノンケ相手なら尚更、自分の中で想ってるだけで振り向いて貰える訳無いよ…。
伝える努力を止めてしまったのは受けなのに、アピールもしてない“受け身”の態勢で、
「お前は何も解ってない！」って責められても…
攻めの受けに対する人としての「好き」が欲.情に繋がるのが急な気はしましたが、
セフ.レがいたのに実は後ろは〇〇だったっていう真実は良い起爆剤でしたねｗｗｗ
絡みシーンも丁寧に描写されてるので意外と長く濃かったです
古川くんは声質がしっかりしてるから、可愛いって言うよりリアルな男の喘.ぎって感じでしたが
原作者さん書き下ろしの番外編CDは、
寒くてめっちゃ着込んでる受け←攻めの確信犯ｗ
Ｈするのに脱がしても脱がしても中身が出て来なくて、「脱がし甲斐がある！」のやりとり好き
着.エロもイイですよね(笑)
番外編CDの方は萌えました～
私も王道が嫌いな訳では決して無いんですけど、20年以上もBL沼にハマっておりますと…
この展開もう飽きた～って気持ちと、
ベタな展開だけど何度読んでもやっぱり良いな～って気持ちのせめぎ合いがｗｗｗ
このCDもとても良い出来だったと思うんですけど、
残念ながら私にはあんまり刺さらず「よくある話」で終わってしまいました
でもまだBLを好きになったばかりの方や、この設定がツボな方には良いCDだと思います