久々にお天気が回復してきたフィンランド。先週の土曜日は友だちの結婚式に。
スイスに面接に行った主人が金曜日の夜中に帰ってくることになっていた。翌月曜日からみんなでギリシャに出かける予定になっているため、「このままスイスからギリシャに飛んでもいい?marichatoは小熊と一緒にギリシャに来る?」と連絡してくる夫。
いわゆるsmall talkが苦手な人が多いフィンランド人、ゲスト同士で話すことは少ない。特に私たちのような外国人とは、共通の話題が少なそうと見るのか、挨拶してもそれ以上話をしようとする人は少ない、と言うのが私の経験からの印象。ビュッフェ形式が多い結婚式で、食事をとりに並んでも席についても話さないから、知り合いにさえならないことが普通。でも今回パーティーで隣の席に座った女性が、とても社交的で終始話が尽きず楽しかった
金曜日の夜に子供用ネクタイと帽子を買いにお店に駆け込んで、子どもの正装準備OK
子供服のお店に行くたび思うけど、女の子はお金がかかるんだろうなぁ。可愛いワンピースにレース編みのカーディガン、お花のついた髪飾りや小さなポシェット… 正装させようと思ったらキリがない。可愛いなぁーと目をやりながら、安上がりな男子で良かった、と負け惜しみ。
スイスに面接に行った主人が金曜日の夜中に帰ってくることになっていた。翌月曜日からみんなでギリシャに出かける予定になっているため、「このままスイスからギリシャに飛んでもいい?marichatoは小熊と一緒にギリシャに来る?」と連絡してくる夫。
「ダメだよー。土曜日、フィンランドの結婚式に呼ばれてるじゃない?出席の連絡してあるよ。」
「そうだったね」
というわけで一度フィンランドに戻ってくることになった主人。が、飛行機のトラブルで経由地のアムステルダムで一泊を余儀なくされ、結婚式当日の昼過ぎにフィンランド着という。
「結婚式の場所どこだっけ?招待状、転送するね。」
…と転送されてきた招待状、場所はなんとヘルシンキから100kmほどの場所、Googleマップで見ても我が家から公共交通機関を利用して4時間、と出てくる
魔の2歳児と公共交通機関を利用して4時間の旅なんてするわけはない。空港で主人と合流して、みんなで車で行くことに。
そして参加した結婚式は、人前式でこじんまりした素敵な式でした。
ところで。私たちは新郎側の友人で、お嫁さんにはたった一度会ったことがあるだけ。ほっそりした美人だけど…この日はお腹が明らかに大きい。馴れ初めから最近までの写真を映したスクリーンにも、彼女が普段着でお腹に手をあてて撮ったセルフィーが映し出され。パーティーで隣に座った女性とも「やっぱり?私も思った!きっと赤ちゃんがいるよねー本人に聞いてみたいねー」と、盛り上がる
と、そこにケーキをとって戻ってきた彼女のご主人が「やっぱりおめでたらしいよ!予定日は年末だって!」と。
と、盛り上がって、ワインもさらにすすんで、でも宿泊の予定をしていなかった我々はヘルシンキに戻ることに。ほかのゲストたちは、これからダンス、サウナ、目の前の湖に飛び込み、というフィンランドの郊外での結婚式によくあるプログラムを楽しむらしい。
いいね、サウナも入りたかったね、と後ろ髪引かれながら、新郎にありがとうの挨拶。新婦はすでにゲストたちとのダンスで盛り上がっている
ワインですっかり気分が良くなってしまっていたのか、「赤ちゃんができたの?」と新郎に聞いてしまった私。ひと昔前の日本のように、結婚前に赤ちゃんができることがあまり喜ばしくないなんてことは皆無のフィンランド。逆に、婚約状態のまま、子どももできて家も買って、子どもも成人して…気づけば結婚はしなかったね、という夫婦もいるくらい。
新郎は、ちょっと戸惑いながら、「うん、そうなんだ。」と言ったきり。普段は多弁な彼がめずらしく黙ってしまって、あちゃーやらかしたな、失礼だったのかな、と反省しました。こういうことは、本人が言わない限りこちらから聞くことじゃないんじゃない?と後から主人に言われる
私も普段は聞かないタイプなんだけどね。なんで今回に限って聞いちゃったのかな。でもでもおめでたいじゃないの!
余談。
この結婚式のゲストの1人のドレスにびっくり。思わず写真を撮ってしまった。なんと「安物買いの銭失い」 書かれている内容を知っているんだろうか。しかし、どこのメーカーで作っているんだ?買う方も買う方だけど、作る方も作る方だ