あと少しで1歳9ヶ月になる息子。今年に入ってから意味のある言葉もよく出るようになりました。

記念すべき初めての言葉は…

あれ??


そして記念すべき2番目の言葉は…

あったー!

でした笑い泣き

これはしょっちゅう探し物をしている私がよく言っている言葉。「あれー?(どこにしまったっけ??)」と言った時に、背後で子ども赤ちゃんが初めて「あれー?」と全く同じ調子で繰り返した時は、とてもびっくりしました。

普通初めての言葉は「ママ」じゃないの?そして初めて「ママ」と言ってくれた時は感動のあまり涙を流し、子ども赤ちゃんを抱きしめるのかと思っていたのにお願い違いすぎる理想と現実。。

しかし言葉には気をつけないと、子どもは言葉をマネで覚えていくんだなぁと思った矢先、なくしものが見つかり、「あったー!」というと、やはり背後で「あったー!」を子どもが繰り返していたのでしたびっくり

ちなみに3番めの言葉は

ないよ…
そう、なくしものがいつも見つかるとは限らない…えーん

ギリシャ人の主人と日本人の私は、普段英語で話しています。子どもには主人はギリシャ語、私は日本語で話していますが、私といる時間が圧倒的に長い子ども、日本語を聞いている時間が長いから日本語をたくさん覚えるのかと思っていましたが、そうでもないことがわかってきました。

よく注意していると、言いやすい言語を選んでいるのです。

例えば、

日本語: いちごぽってり苺
ギリシャ語: φράουλα(フラウラ)ぽってり苺
はギリシャ語の方が言いやすいよう。

日本語: あっち
ギリシャ語: εκεί(エキ)
もギリシャ語の方がいいみたい。

でも、

日本語: 靴スニーカー
ギリシャ語: παπούτσια(パプーチャ)スニーカー
は日本語の勝ちキラキラ

日本語: バス
ギリシャ語: λεωφορείο(レオフォリオ)
も日本語の勝ちキラキラ そりゃそうだ。

日本語を言ってくれるとなんだかとても嬉しい私です富士山日本国旗

いまの私の疑問は、日本語とギリシャ語でたまたま同じ発音の単語が別の意味を持つ時、子どもの頭はどうやって区別していくのかな?ということ。

例えば

εκεί(ギリシャ語で「あっち」)は日本語の「駅」と同じ発音だし。

νάνι(ギリシャ語の赤ちゃん言葉で「寝る」)は日本語の「何」と同じ発音。

小さなうちから自然に聞き分けているんだろうか?

私自身は日本人の両親の元に日本で育ちましたが、親の仕事のため2歳から5歳半までニューヨークアメリカで暮らし、現地の幼稚園に行っていましたピエロ

日本人は私と妹しかいなかった幼稚園で困った覚えもないから、きっと英語を話していたのでしょう。家家では完全に日本語でしたが、5歳半のある日、日本に戻ってきた時、しばらく理解できなかったことがあったのを今でも覚えています。

それは

「おでん」おでん右おでん左と「お電話」電話の違い

時は昭和50年代のニッポン。夜に降り立った空港から家に向かう途中、おでんの屋台が何軒もあったのです。夜の街に浮かび上がる赤提灯に書かれた「おでん」の文字。小さな頃のことはほとんど覚えていないのに、赤提灯のこの景色はとても印象的だったのか、よく覚えています。赤提灯に書かれていた「おでん」は読めたのですが意味を知らず、よく似た単語「お電話」だとしても「がないよ?」と母に何度も聞いたのを覚えています笑い泣き

言葉って風習や日常生活から覚えていく物が多いから、我が子にはおでんおでん左おでん右を早いうちから食べさせておけば、知ってくれるかなぁ。

例えばギリシャ後と日本語の色の絵本を見ていても。


赤のページ


日本語の本では赤になっている太陽、消防車、ポスト


ヨーロッパでは消防車もポストも赤ではないところが多く…逆に赤を見たことがないかも。

太陽を描かせると日本の子どもは赤で塗るのに、ヨーロッパやアメリカでは黄色で塗るというのもよく聞く話カラーパレット

信号の青も英語やヨーロッパ諸言語では緑だったり。うちの子どもは何色というようになるんだろう。

我が家は家庭内ですでに3ヶ国語が混じっていて、外に出ればスペイン語とカタロニア語が飛び交っていて。来年戻る予定のフィンランドも公用語がフィンランド語とスウェーデン語。たくさんの言語に触れて育つ息子のことが心配になることがあるのですが、何語で話しても理解できるよう、まずは自分がマルチリンガルになっていたい。

そして信号も青だったり緑だったり、ポストも赤だけじゃなく、黄色(スペイン、ギリシャ、ドイツ)はたまたオレンジ(フィンランド)もあるんだと幅広い気持ちを持てるようになりたいです。