去年も書いたのですが、スペインの郵便事情は本当に悪いムキー 

1年以上かかってわかったことは…

1. EMSで送ると税関で引っかかる確率が高い。
2. SAL便で送ってもらう方が税関に引っかかる可能性は低い。ただし、
(1)内容物を記載する際、「食べ物」とは書かないこと。
(2)荷物は2kg未満にする。
を守ると、税関で引っかかりにくいようです。

ちなみにSALとは
エコノミー航空(SAL便の特長 日本国内と到着国内では船便として扱い、両国間は航空輸送するので、船便より速く、航空便より安いサービスです。 小包は同時にまとめて利用すれば料金割引(10個以上10%、50個以上20%)を受けられます。 印刷物、小形包装物および国際小包に対し適用可能です。
(郵便局のサイトより)

が、SAL便で税関をスルーできても、なぜか受け取りに「手数料」なるものを支払わないと受け取れないことが多々。そして手数料を払っても、首都マドリッドでリリースされた荷物がマヨルカ島に到着するまで3週間近くかかってしまうのはザラ。これはEMSでも同じです。EMSって、Express Mail Serviceの略で、速く到着するから高い送料を払うのに、到着先で3週間もかかるなんて意味がないよガーン

日本の家族や友人たちが忙しい中荷物を準備してくれ、郵便局まで出向いてくれたのだと思うと、彼らに手数料を払いたくなるくらいなのに、なぜ到着を遅らせる現地郵便局に払わなくてはならないのかショボーン

そもそもEMSの送料は手数料が含まれた金額なので、関税を徴収されるのは仕方ないにしても、手数料を別途徴収されるのはおかしいのだそう。これに関して、スペイン在住日本人が疑問を感じてスペインの日本大使館に文句を寄せたりしているそうですが、大使館ってそんなことまでお世話してくれるのかしら!?

こんな風に関税だの手数料を徴収するようになったのは、経済危機があってかららしいのですが、もう危機は脱したんだからいいんじゃないの?夫の国、ギリシャはまだ経済危機状態だけど、郵便物に関してはこんなアコギなことは行われていないよ

荷物の重量によっては、SALや普通郵便で送るよりEMSで送る方が安くなったりすることもある中、私の負担が少なくなるようにとSALで送ってくれる友人たち。本当にありがたい存在です。

文具好きの私のために伊東屋で素敵なものを見つけて送ってきてくれた友だち。昨年末に発送してくれる際、「通過点であるアムステルダムやパリの空港の混雑のために、以遠の南欧にはSALでは送れないというお達しが日本の郵便局に出ている」と言われたらしいのですが、どうしてもSAL便で、とお願いしてくれたみたいです。おかげで税金も手数料も徴収されず。美人なのに穏やかな彼女に頼まれたら、郵便局も受け付けざるを得なかったのかなラブ


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かわいい戌年の手ぬぐいや、ムーミンのポチ袋などラブ

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ハリネズミのスタンプは見ているだけで幸せな気持ちに赤薔薇赤薔薇赤薔薇 手紙を書く時に活用しています。受け取った人を幸せにしてくれそうなこの表情ぽってり苺 こういうものを送ってくれる友だちの気持ちって本当に嬉しい。

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続いて受け取った荷物は、海外暮らしを経験したことから、日本食を送ってくれる友人より。SAL便ながら、大変正直な彼は内容物をfoodと書いてくれたことから(いや、それがあるべき姿ですねてへぺろ)、まず食品検疫に、その後税関で引っかかり、マドリッドからマヨルカ島まで1ヶ月半以上を要し、到着。私を怒らせないため、主人がこっそり手数料を払っていたことが後で判明。金額は秘密だそうコインたち よほどこわいんだな…。

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こーんなにたくさんの切手を貼ってくれただけで感激お願い

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お茶、海苔、お煎餅など、海外生活者には嬉しすぎる食品をこんなに送ってくれたニコニコ

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お子さんが生まれたばかりの彼のおうち赤ちゃん マヨルカ島から気持ちばかりに送ったお祝いのお礼にと、内祝いの日本米詰め合わせおにぎ日本 嬉しすぎる日本米爆笑

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両親も税関に引っかからないようにと、箱でなく封筒に入れていろいろと送ってくれるのがありがたい。最近では、三角コーナーの水切り袋などを送ってもらい、重宝ウインク 三角コーナーのカゴや水切り袋って、日本ならではのものですね日本

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が、水切り袋が届いたと両親に連絡をすると、「あら、そっちは届いたの?1月15日に発送したSAL便は戻ってきちゃったのよ。一定期間保存しましたが、受取人が来なかったって…」と! え〜っ、連絡さえ来ていませんが!?不在通知ももらっていなかったよ宇宙人くん 2ヶ月近くかかって、東京−マヨルカ島間を往復した荷物、いつ届くかと私の喜ぶ顔を想像していてくれた両親。なんだか怒りを通り越して、切なくなってしまう。

海外生活が長くなって来たとはいえ、シンガポール、フィンランド、ドイツでは郵便事情に不満を感じることはありませんでした。ここに来て、あぁ、異国にいるんだ、と感じる私。

ボリビア出身の友だちに話すと、「まだ届けようとするだけマシだよ。ボリビアなんか、郵便物が盗まれるのが日常だから、もう郵便を利用しようとは思わないもんねー!」

うーむ、まだまだ修行が足りないのか?マヨルカ島での生活が楽しくなって来て、育休の終わる来年はフィンランドに戻るのだと思うと、悲しくなることがあるこの頃。でも、郵便事情を考えると、それも悪くないと思ってしまう。日本から遠く離れた国に住むと、日本からの荷物や送ってくれる両親や友だちの気持ちは本当に大切で。郵便局の方々は決められた仕事をされているだけだろうけれど、こうした郵便事情に嬉しい気持ちをちょっと踏みにじらた気持ちになってしまうのです。

ボリビアに行って鍛えるか筋肉 私にはムリだろうな。