今日は近所の洋服のお直し屋さんへ。色が気に入っているのに虫食いにあって穴が開いてしまったカーディガンと、最近買ったばかりなのにほつれてしまったパンツをお直しに出しました。

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一生懸命にお客さんから預かったお洋服を直しているおばさまからは、職人魂を感じます。

私がお直しに出した2着は、決して高級品じゃない。けれど、好きで買ったものだから大切に着たいのです。日本でも近所にお直し屋さんがあってしょっちゅう通い、上得意だったのか、名前も顔も覚えてもらっていました。

服を買う時に常に考えることがあります。それは、

1.もし服がほつれたり、近い将来丈が気に入らなくなってお直しが必要になった時、お直し代を払ってでも着る心づもりがあるか?

2.クリーニングが必要な場合、クリーニング代を毎シーズン払ってでも着続ける心づもりがあるか?

3.1着買ったら1着手放すことをルールにしているので、この服を買うとしたら、どの服を手放すか?

4.値段が安いから、という理由では買わない。

私は元値が安い高いに関わらず、服が自分に馴染んでいくのが好きなのです。でもメンテナンスコストを考えると、簡単に安い服に手を伸ばす気にはなれません。そして年齢的にも、たくさんの安い服よりも、少量のある程度の質の高いものや、自分の体型に合った服を大切に着ていきたい。

友だちでも、おしゃれだなと思う人は、いつも自分の雰囲気や体型に合ったものを身につけていて、よく見ると何パターンかの服を着まわしていたり。でも髪をアップにしたり、雰囲気の違う靴で印象を変えたりしているのです。それがとても似合っているのは、体型に合ったものを身体に馴染むまで着込んでいるからなんだろうな。プチプラというファッションのカテゴリーもあるようですが、私は洋服を消耗品と考えるのは好きではないのです。

なんてことを考えるのは、いまがセール期間中だから。街中がセールの中、心が揺れがちです。服を増やさないよう心がける一方、服を少し買い足しました。家の中が暖かいフィンランドでは厚手のウールのセーターが必要なかったのが、マヨルカ島の家の中は寒くてウールが必要。久々に厚手のウールのセーターを買い足したのでした。

でも、今クローゼットにある服もかつてときめいて買った服だから、セールに心を奪われることなく、大切にしていきたいです。お直しができるのは1週間後。大切な仲間が戻ってくるのが楽しみです。