フィンランドでの9日間の滞在中、息子の一歳のお誕生日と私の誕生日を迎えました。フィンランドに行く前から、一歳の冠を手作り。

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現地に着いてから、ネットで調べたレシピを簡単にアレンジして、ケーキもどきを作りました。丸く切った食パンに、ギリシャヨーグルトとバナナをはさみ、いちごを飾っただけです。

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使ったヨーグルトは、ギリシャで一番売れているというTotal。フィンランドのスーパーでも売っています。

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日本では東京にあるギリシャ料理のお店、スピローズさんで食べられるようです。


お豆腐より固いくらいなので、食パンに簡単に塗りつけることができます。

プレゼントは前から買ってあげたいと思っていたBRIOの木のおもちゃ。フィンランドの大型スーパーで売っていました。

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宿泊先のオーナーやそのご家族が集まってくださり、一緒にお祝いしてもらいました。日本やギリシャにいたら、親戚などたくさんの人たちにお祝いしてもらえたかもしれない。けれどギリシャ人と日本人の私たちは、いま住んでいるマヨルカ島でも、この子が生まれたフィンランドでも外国人で、親戚はいない…そのさびしさを補うような気持ちで冠を作り、ケーキもどきを作っていた私。きっとこのお誕生日のことは、息子は覚えていないけれど、大きくなった時に写真を見たら私の気持ちが伝わるかな。

2つ作ったケーキもどきは1つをペロリと完食してくれました。冠は他のものに気を取られているとかぶってくれていた…笑

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息子の誕生日の2日後は私の誕生日。長崎の原爆記念日のこの日は、昔から命について考えさせられる日でした。去年高齢ながら母となって、ますますこの世に生を受ける意味について考えるように。仕事、旅行三昧で自由に生きてきて、40をすぎて結婚し、すぐに子どもを授かり、年齢にかかわらず妊娠期間も仕事、出張三昧で駆け抜け、超安産で授かった健康な我が子。自由に生きてきて、子どもをもつことを想像もしていなかったぶん、子どもを授かったことによる生活の変化についていかれない気がすることも多く、子育てより仕事の方がラクだと何度思ったことか。でも何か縁あって私のもとに生まれてきてくれた我が子を抱っこして、2人でほぼ同じ時期に誕生日を祝っているという命の不思議。そんなことを考えながら、湖のほとりで迎えた誕生日でした。

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