今週火曜日、ヘルシンキで初雪が降りました。みぞれ混じりの雪ですぐに止みましたが、翌日も小雪が降りました。例年、ヘルシンキでは10月の終わりに初雪が降ります。積もるのはもっと先ですが、冬の訪れを感じる季節になりました。
気づけば夏の間たくさんいたカモメも南に向かって飛び立っていて、街にはほとんどいなくなりました。日照時間もぐんと短くなり、日の出は8:30過ぎです。
日照時間の短さに加え、冬の間は雲が低く垂れ込める日も多く、寒さより暗さで気持ちもどんよりしてきます。ただし、雪が積もると雪あかりで街も少し明るくなります!ただし気温が低いわりに、積雪量は多くありません。
雪景色のヘルシンキの街並み。1月撮影。
バルト海も年明けには凍って、スケートやスキーができるようになります。バルト海が凍るのは、水温が年間を通して上がらないことに加え、塩分の濃度が低いためだそう。
冬に船でエストニアに行くと、フィンランドの周辺は砕氷しながら進むために、ものすごく振動しますが、エストニア周辺は凍らないのでエストニアに近づくにつれ航海がスムーズになります。昔はフィンランドからエストニアまでバルト海が完全に凍ったので、スキーで海を渡れたそう。
凍ったバルト海に雪が積もっている様子。空もどんより。今年3月に撮影。
以前凍った海を歩いていたら、凍った海水で作ったピラミッドがありました。誰が作ったんだろう?時間かかっただろうなぁ。あたかも自分が作ったかのような顔をして撮影。これから冬至までは日が短くなり、雪も積もらず、ひたすら暗い日々を過ごすことになります。フィンランドの人たちは、クリスマスシーズンを楽しみに、この暗さに耐えています。
日本やシンガポールに住んでいた頃は、日焼けをしたくなくて太陽を避けていましたが、フィンランドに住んで何年かして、太陽を浴びたい、太陽が恋しい、という気持ちがとても強くなりました。今年の冬は南国に移住予定。かなり嬉しい私です♪