ツアー後半戦の始まりを告げる二日間。
色々あったけれども、燃焼し切って帰って来たわ。
ぶり返した東京の猛暑の所為で体調を崩して居た上にステージで着用するスカートを忘れたものの、ご来場の胞子とPARCOに助けて貰った(?)名古屋公演。
(睫毛取れてる・・・)
昨年、創業12年目にして漸く辿り着いた広島で再び公演が出来たのも感慨深く。
そして其処には共演者や会場スタッフの方とのご縁もあり。
あ、因みにね
翌日はバリュー兄弟の皆んなに手引きして貰ってカープ戦観に行ったの。
御察しの通り野球のルールとか全然分からないんだけど(コメちゃんとマーガリンが耳元で親切に解説をしてくれたわ、ありがと)
ワタクシが日々経験するそれとは全く桁違いのプレッシャーの中、投げたり打ったり走ったり・・・
立派な青年達に心打たれたわ。(高校野球じゃねーよって言う、、、)
お酒進んだ。(カープ負けちゃいましたけど)
やっぱり、全国津々浦々行かせて行く中で一番感じるのは
人の繋がり
なのよね。
うん、すっごいありふれた事言って居るのは分かるんだけど。で
もやっぱりこれ忘れたらお仕舞いな訳。
長い事自分の為だけにしか生きて来なかった自分が今や、自分では無い誰かにも喜んで頂けたらと考えながら生活して居るんだから
人生って不思議なものですね。
帰京して丸1日半くらい、ひたすら寝倒して居た訳だけど
ワタクシはね、その辺素直に暮らそうと思って居るのです。
よく、居るじゃ無い。
年齢を重ねてもアクティヴで意識の高い方々。
あれはあれで良いと思うの。
本人も、きっとそんな自分がお好きでしょうし。
明らかに加齢の影響で疲れたり体調を崩して居るくせに
それを認めずに「自分はまだまだ行ける!若い人には負けない!」って言い張り続ける人生。
そもそも、そうやって自分に鞭を打ち続けるのが美徳とされがちな我が国の風潮がある訳で。
兎に角ストイックである事を求められる。で応えようと頑張ってしまう。
ワタクシのように暇さえあれば休みたいタイプの人間は思いますの。
疲れないの?
って。
ワタクシは遠征や大きな仕事が続いた後はゆっくり休みたいし実際休むし、何か言われても「疲れて居るから無理」って堂々と宣言するし。
マネージャーにも言う。
「19、20の小娘と同じ事が出来る訳ないでしょうが」と。(張り合う気、皆無)
とにかく、しんどいなと思う日は極力何もせず過ごす。
(まあ、売れっ子じゃ無いから出来る事なんですけどね)
その代わりステージに上がったら兎に角其処に集中して、ご来場の皆様に「今日キノコ観に来てよかった」と思って頂けるように全力を注ぐの。
あれ、おかしいな、今日の自分大丈夫かしら?って思う瞬間もたまーに無くは無いけど
それも含めて真剣勝負の場。
どんな時も疲労の色を見せず、周りに気遣いも出来て・・・
そんな方々はプロ中のプロで、行く先々で賞賛を浴びる事でしょう。
でもワタクシはそんな完璧な人間になりたいとも思わないしなれる訳も無いので
ステージ上以外では一切無理をしないと決めて居ります。
何でこんな事をわざわざ綴ったのかと言うと
人生において誰もが、自分の身体や気持ちの変化に気付いてふと立ち止まるタイミングを経験せざるを得ないだろうと思うからです。
思うように行かない事があっても
「まあ良いじゃない。一寸おやすみしなさいよ」
って
人に対しても、自分に対しても言える人で居たいのよね。
その代わり、ここぞと言う時だけ死ぬ気で頑張る。
そんな感じがワタクシには丁度良い。
さていよいよ10日後に迫ったキネマ倶楽部、続いて味園ユニバース、からの沖縄公演。
ワクワクして居ります。
奥儀完結、お見逃しなく。
ではまた
ご機嫌よう。