こんばんは、お着物大好き市村絵里です
この記事を読み、良かったと言って下さる方や、亡くなったお父様を思い出すきっかけをありがとうと言ってもらえて嬉しいです✨
過去記事はこちら
実家が無くなる‼︎片付けを通してみえたもの①
実家が無くなる‼︎片付けを通してみえたもの②
実家が無くなる‼︎片付けを通してみえたもの③
両親頑張っております‼︎
12月に入り
母が急な発汗をしたり
父も何だか様子がおかしい…
片付けが進んで
前回お話した「何らかの反応」が出たのです
人によって出る反応は異なりますが
とうとう思い入れの強い場所のお片付けへ突入したサインでした
片付けで重要なのは
この思い入れの強いゾーンでのケアだと思っています
目標は「両親がご機嫌で新たな再出発をする」
ですから、今回の片付けがトラウマ化しては
何の意味もありません
ここからはじっくり時間をかけて
気持ちに寄り添い
時には一緒に泣いたり
笑ったりしながら根気強く片付けます
喧嘩になりそうになっても、姪っ子のお陰でグッと堪えることができます✨敢闘賞
とてつもなく古い茶箱が見つかりました
実家の屋号を初めて知ることになりました!
父はユーモアの人でもあります
通勤で使うスーパーカブにまさかのハーレダビッドソンの荷台を取り付け、、、
「アーレーカビッドソン」…手が込んでいます笑
そんな父も
泣き笑いの表情で70歳近くになる
いつか手入れして乗ろうと思っていた愛車のジープとお別れしました
このジープで父とデートをしたこと
風で髪の毛がグチャグチャになって恥ずかしかったことなど話してくれました
母は片付けをしていく内に
突然こんなことを話すようになりました
「モッタイナイって本当に物を大切にすることとは違うのね。まだ使える・使えないじゃなくて、これからも使っていきたいかどうか、手元にあって私が嬉しくなるかどうかなのよね。」と
私は片付けとは
ただ闇雲に捨てていく行為ではなく、物に対する執着を手放して、自分自身を許す、そして大切なものだけに囲まれて生きていくことを許可する行為。
だと考えています。
私自身
今回のような大規模ではありませんが
片付けを何度も何度も繰り返していく中で
大好きなものに囲まれていたい
大好きなものを大切にしたい
と強く思うようになり
それが着物だとハッキリ認識することができたのです
今現在の両親はというと
まだ完全に引っ越しは終わってはいないようですが
無事に新居へ引っ越し新たな再出発を楽しんでいます
先日は女3世代で着物を着てパーティへ参加しました
祖父母を看取り
塞ぎ込んであんなに都内へ出掛けることを拒んでいた母の着物姿を何年ぶりに見たのだろう
美しかった
その時くじに当たった歌舞伎座の観覧も1人で行ってきたそうです
両親の日々の生活にも変化が起きているのかもしれません
今回の両親の終活・片付けで見えたもの…
それは
両親の私たちへの圧倒的な愛と
私の着物に対する愛だったのではないかなっと感じています
長々とお付き合い頂きありがとうございます