動物愛護に関する
様々な署名の数。
その数だけ見たら
本当にすごいこと。
とはいえ、
ほとんどが
日本の人口の
十分の一に満たない
ということも
忘れるわけにはいかない。
先日、中学の時の
同級生と集まった
その中で感じたのは
動物愛護に対する
距離感。
動物は可愛いし
大切にしないとならないこと
行くあてのない
可哀想な
保護犬猫がたくさんいることや
ペットショップが
あまり良くないことも
わかっている。
だからといって
出せるお金も時間もない
もし、そんな話をされて
何も出来ない
したくない自分を
知られたくもないし
それをとやかく
言われたくもない。
動物を助けたい
その気持ちはわかるけど
助けて欲しいのは
自分自身。
そんな人達が
社会の大半を
しめているのを
忘れてはいけないと
個人的には
思っています。
人々のストレス耐性が
下がっている現代
癒されたくて迎えたはずの
動物との関わりの不調は
疲れている人を
さらに追い込むものでしか
ありません。
その反面、
犬猫達との
正しい関わりの中で
人の心が
本質的に癒されていく
という研究結果も
ございます。
犬猫と暮らすことの
本質的な
素晴らしさや
恵みを
どうすれば
正しく
伝えていけるか。
心に余裕がなければ
生活に余裕がなければ
愛なんて
動物愛護なんて
絵空事になります。
その間にある距離感を
どう埋めて行けるかが
これからの
愛護啓蒙の一番の課題で
あるような気がしています。
犬猫を嫌いなら
関わらないということで終わる。
犬猫を取り巻く現状を
作り出しているのは
彼らを「好きな」人達。
彼らを好きな人達同士が
知識や智恵、精神性を
シェアし合える
仕組み作りが急がれます。
誰も一人にしない。
それが
すべての命を尊ぶ
愛護の本当の姿です。