保護犬猫の譲渡に際して
里親になるための条件が
厳しいのにも
絶対の室内飼いを
お願いするのにも
こうした理由があります。
犬の譲渡の際
ダブルリードを
お願いすることにも
理由があります。
しかし、その理由を
きちんと
理解していなければ
逸走の防止には
繋がりません。
首輪とハーネスの装着。
それぞれに対してのリード。
正直、これだけの
理解では足りません。
首輪は指1本入る程度の
きつさに
しまっていますか?
ハーネスはぴったりと
体に沿うサイズに
なっていますか?
犬の首輪やハーネスの
ブカブカ
ユルユル
ノーリードは
優しさ
ではなく
飼い主の
認識の甘さと
犬への
甘えです。
そんな状態の
首輪や
ハーネスやリードを
何本つけていても
何の役にも立ちません。
個人的には
きちっと首輪をして
手にしっかりと馴染む
1.5mくらいの
リードで散歩するのが
1番安全だと思っています。
手に持つモノ
その数が
増えれば
増えるほど
人間の頭は
混乱します。
シンプルで
適切なもの
それ以上の安全対策は
ありません。
かわいいとか
面白いとかは
安全には
関係ありませんし
安全が確保されない
可愛さは
飼い主のエゴを
満たすものでしか
ありません。
犬が後退りをしながら
頭を下げたとき
犬の頭の
後頭部の骨の出っ張りに
首輪が引っかからなければ
首輪は簡単に抜けます。
散歩の時
首輪を緩くして
犬を危険にさらすのと
首輪を適切にきつく締め
犬を安全に管理するのと
どちらが本当の愛情でしょう。
犬を逃がしてしまったり
迷子にさせてしまった時
逃げた犬のせいにする人が
少なくないですが
その責任は
全て人間にあります。
逃してしまう可能性は
誰にでもあります。
しかし、
基本的には
予防ができることです。
犬猫を探すことは
とても大変。
何事もなく見つけられることは
ニュースになる位の奇跡なんです。
奇跡はそう何度も何度も
起きません。
犬なんだから帰ってくる
そんな甘い期待も虚しく
生きているか
死んでいるかもわからない
いつ終わるかもわからない
長くて居た堪れないほどの
重苦しい時間が
犬猫を迷子にした先に
待っているのです。
そうした現実を
知らない人が多すぎる。
家族が
いなくなってみて
初めて
取り返しが
つかない
事の重大さに
気づくのでは
あまりにも無責任です。