首相腹心記者の強姦告発会見 全国紙は1行も報じなかった
NEWSポストセブン 2017.06.01 07:00
 
*伊藤詩織さんの強姦告発会見が新聞で報じられない不可解】
 
「レイプは魂の殺人です。山口氏が権力者側で大きな声を発信し続けている姿を見た時は胸が締めつけられました。この2年間、なぜ生かされているのか疑問に思うこともありました。レイプという行為は私を内側から殺しました」
 5月29日、東京・霞が関の司法クラブで行われた記者会見。スラリとした体形に整った目鼻立ちが印象的な美女は、大きな瞳を潤ませて声を絞り出した。
 この女性は海外でジャーナリストとして活動する*伊藤詩織さん(28才)。家族の意向で苗字こそ明かさなかったが、30人以上の記者や多くのカメラが並ぶ前で顔と名前を公開した。彼女が訴えたのは強姦の被害。被害者が身元を明かせば、好奇の目に晒され、さらなる心の傷を負う可能性もある。レイプ被害者として、極めて異例の会見だった。
 それでも詩織さんは勇気を振り絞って会見に臨んだ。彼女が被害を訴えた相手は、元TBSテレビ報道局ワシントン支局長でジャーナリストの山口敬之氏(51才)。安倍晋三首相(62才)の腹心として知られ、テレビ出演も多く、「総理に最も食い込む男」と呼ばれている。安倍首相への直接取材を行った著書『総理』や『暗闇』が代表作だ。
 今回の問題が根深いのは、レイプという卑劣な犯罪もさることながら、犯罪行為が恣意的にもみ消された疑いがあることだ。それも「私の知り得ない何か“上のパワー”」(詩織さん)が働いた形跡があるのだ。
 詩織さんは、2013年、ジャーナリズムと写真を学ぶためニューヨークに留学していた。現地で知り合ったのが山口氏だった。
 詩織さんの主張によると、2015年4月、詩織さんは仕事の相談をするため、一時帰国中の山口氏と都内で会食。その最中に記憶を失い、連れ込まれたホテルのベッドの上で裸にされ、山口氏からレイプを受けた。避妊具はつけられていなかった。目を覚ました彼女に向かって山口氏はこう言ったという。
「ごめん。きみのことが本当に好きになってしまって」
 所轄の警察署は捜査の上、準強姦罪での逮捕状を取り、2015年6月8日、成田空港で帰国する山口氏を逮捕するために待ち構えていた。ところが突然、逮捕は中止になる。捜査員の目の前を、山口氏が通りすぎて行ったという。
「当時の捜査員のかたから、“警察のトップの方”からストップがかかったと聞きました。とても異例のことだと」(詩織さん)
 その後、詩織さんは警察から「示談にしなさい」と言われ、警察車に乗せられ、弁護士のところに連れていかれた。それについて詩織さんは「何かしらの意図」を感じたという。
 その後、山口氏は準強姦罪で書類送検されたが、嫌疑不十分で不起訴となった。詩織さんに詳しい説明はなされず、結論だけを言い渡された。当時の刑事部長は官邸から信頼が厚く、将来の警察庁長官候補と目される。この刑事部長は『週刊新潮』の取材に対し、自らが逮捕取りやめの指示をしたことを認めている。
「日本の法律は必ずしも私たちを守ってくれるわけではありません。当の捜査機関が、逮捕状をもみ消してしまうからです」(詩織さん)
 詩織さんは会見当日、検察審査会に不服申し立てをした。
「警察のかたには、“被害者らしく振るまいなさい”という言葉を言われたこともあるんです。被害者らしくというのは、泣いたり怒ったりすること。悲しい、弱い存在でないといけない。隠れていないといけない、恥ずかしいと思わなければいけない。今回、私は何も悪いことはしていません。こういった状況に疑問を感じ、今お話ししなければと思いました」(詩織さん)
 強姦疑惑発覚後、山口氏はフェイスブックで《法に触れることは一切していない》と弁明している。避妊具を使用しない性行為については明言していないものの、山口氏は詩織さんに「精子の活動が著しく低調だという病気」だとメールで釈明していたと報じられている。
 なお、この会見については翌朝の全国紙はすべて1行も報じなかった。
 ひとりの女性の悲痛な訴えを「女性が輝ける社会」を掲げる安倍政権は無視し続ける。それどころか昭恵さんは、報道を否定した山口氏のフェイスブックに「いいね!」を押した。しかも5月15日、都内で開かれた『安倍晋太郎氏を偲び安倍晋三総理と語る会』の席では、いいね!しただけで、あんなに責めなくてもね」と言い放ったという。
※女性セブン2017年6月15日号
 
注)*伊藤はマリヤ・マグラレナが付記しました。
 
=== NEWSポストセブン 記事(ここまで)===
 
以下、文責:マリヤ・マグダレナ
 
まずは、この動画をよくご覧ください。

 
 安倍首相夫妻が仲人をつとめた山口敬之氏は泥酔した女性ではなく、薬物を女性に飲ませて、意識朦朧となった女性をホテルに連れ込んで犯しました。山口敬之氏の実姉は安倍昭恵夫人と仲の良い同級生。山口敬之氏は安倍晋三首相の提灯本『総理』を著わしています。山口敬之氏の犯行は、ホテルの従業員の証言、タクシー運転手の証言、防犯カメラの映像から容疑濃厚ということで逮捕状が出されました。捜査員が山口敬之氏を逮捕しようとしたまさにその時、アベトモの中村格(いたる)警視庁捜査部長から中止命令が出されました。山口敬之氏は被害者の伊藤詩織さんからレイプの問題で連絡があったときに、アベトモの北村滋内閣情報官にアドバイスを求めるメールを出しています。
 女性を泥酔させて犯したり、まして薬物をを飲ませて犯せば懲役刑にしなければ、日本の秩序が保てません。安倍晋三氏のお友達という理由で女性を犯しても罪に問われないなどあったはならないことです。法の下の平等がなければ、法治国家とは言えません。先進国とは呼べません。
 
伊藤詩織さんに薬物を飲ませて犯した 山口敬之 さんです。
慶応大学卒です。
 
山口敬之氏の逮捕中止命令を出した中村格(いたる)警視庁捜査部長(当時)さま
安倍晋三首相と親しい関係です。
東大卒です。
 
北村滋内閣情報官さまです
伊藤詩織さんから山口敬之さんの犯した犯行についての電話を山口敬之さんが受けたとき、その対処方法についての相談メールを北村滋内閣情報官さまに送りました。
安倍晋三首相と親しい関係です。
東大卒です。