あっという間に夏は終わってしまったが、夏の最後に最大のイベントが待っていた。ユタ州への旅行だ。ユタ大学時代からの友達Riseと、だんな様のDeanと2人のかわいい息子さんのEtanとは毎年July4thかLabor Dayの週末に会うことにしている。会う場所は毎年行ったりきたり。去年はRise達がSeattleにJuly4thの週末にきたので、今年はわたし達がユタへ行くのだ。ユタ州はソルトレークシティの郊外、Holladayというちょっとした高級住宅街。まだリセたちの新しい家には行ったことがなかったので楽しみにして出発!出発までのすったもんだはまた時間があると時に書くとして、飛行機で行くべきか、車で行くべきかはしばらく悩んだ。車のいいところは、なんたって安い。飛行機のいいところはなんたって早い。車の悪いところは時間がかかる。飛行機の悪いところはお金がかかる。今回、直前まで値段が下がるのを待っていたが、いつまで待っても一家で$1300だった。しかも税込みではない。ということで、ヒースロー空港でのテロ逮捕の影響もあるし、空港での2時間も侮れないので、車で行くことにした。
出発までのすったもんだの一つは、車。子供達に負担にならないよう、以前もやったが長距離を走るときはなるべく夜中に走るようにしている。今回も予定では夜7時の出発だったので、その日の朝にLesSchuwabへ車を持っていって、タイヤのローテイトをしようと思っていた。が、よく考えてみたら、もし車に問題があったら、出発当日なら直す時間がない。と言うことで、出発日の2日前に車を点検に。Les Schuwabのお兄さんは「悪いところはなし。でも、後ろのブレーキは後10%しか残ってないから、ぼくだったら新しいのに取り替えていくな。」だって。え~!?それじゃ悪いところはなしじゃないじゃん!!でもそこは冷静に、「では、早速取り替えてもらいたいのですが、おいくらですか?」と聞くと、「$500ドル。」 ひえ~、旅行前に痛い出費!でも、命に関ることなので、早速アポを取ろうとしたのだが、いろいろと考えた末出発当日の朝8時にアポを取る。そして、すったもんだNo.①は解決したのだった。
で、話は戻ってユタ旅行。マット君はその日6時まで電話会議。その間ご飯を子供達にご飯を食べさせ、荷物を車につめ、後はサンドイッチを作ったら出発できるように準備。マット君は帰ってくるなりサンドイッチを作り、シャワーをして出発!子供達はお風呂に入ってパジャマを着て車に乗って、毛布をかけていつでも寝れる状態。結局出発は8時になる。たいらは出発後30分ともたず寝てしまい、まやはしばらくDVDを見ていた。出発前のすったもんだその②は、わたしの不眠。なぜだかこの3日ほど眠れず、機嫌も悪いし体もだるい。と言うわけで、はじめはマットが運転して、その間わたしが寝る、という作戦だった。ところが、寝ようとすればするほどまたもや眠れない。おっ、いい感じ、と思った頃「ママ~」と話しかけられる。結局はまったく眠れないまま、オレゴン州ペンダルトンへ到着。何時だったかはよく覚えていないが、おそらく夜中の1時ごろだったと思う。そこでみんなおトイレへ行き、給油。そこからはアイダホ州オンタリオまでわたしが運転した。ハイウェー84は最も退屈で何もない最悪のドライブ。昼間ならまだしも、真っ暗だと眠くて眠くてしょうがない。結局山越えをしたところで眠りこけそうになって恐怖におののきマットを起こした。「このままだと一家で事故にあう!交代して!」 妻が居眠り運転をしそうになったいう事実にマット君は飛び起きてくれた。
オンタリオで交代してからは、15分ほどは起きていたけど結構早く眠れた。その後目が覚めたらもうユタ州だった。8時過ぎに子供達も目を覚ましたので、給油がてら朝ごはん。まちの名前は忘れたが、ユタ州の北の果てだった。普段は行かないマクドナルドへ到着。子供達はパジャマのまま遊具に直行。朝から兄弟してすごいパワーで遊具ではしゃいでいた。マット君もわたしももぬけのから状態。マット君と子供達はマックの朝食を食べたが、長距離に乗るときは極力食べることを避けているわたしは何も食べなかった。というよりTrans Fatが怖い...。見回して見ると町はものすごく小さい。その割りにマックの遊具はむちゃくちゃ大きい。ワシントン州、とくにEast Sideで見るマックでこんな大きいのは見たことがない。「こんな小さな町なのに、何で遊具がこんなにやたらでっかいんだろう?」と言うと、「モルモンの子沢山が来るからじゃない?」 な~るほど!!
ここからはわたしが運転。ユタのドライバーははっきり言って運転がへたくそだと思う。まず、まっすぐ走らない。その上、一定のスピードで走らない。後ろを走っているといらいらするのだ。Laytonのあたりから朝の通勤ラッシュに巻き込まれたが、1度も止まることはなく目的地に到着!今回もまた長い道のりだった~。よろよろと車から出てシャワーを夢見ながらチャイムを押すと、だれもでない...。何度押してもだれも出てこない。10分ほど待って裏庭を探検して戻ってくると、やっと玄関からリセが出てきた。地下で掃除機をかけていて、ドアベルが聞こえなかったらしい。1年ぶりのりせはいつまでたってもはじめに会ったときと変わらずちょう美人!元気そうで何よりだった。
こうして、13時間のドライブを経てソルトレークシティへ到着したのだった。3日間のバケーションのはじまりはじまり!