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本日、六本木ヒルズ森タワー52Fで現在開催中の





「エジプト展~死者の書」





へ行ってまいりました。





エジプト展は昔から好きで、仙台から横浜まで行ける範囲で展示している際は今まで様々なエジプト展に行ってきましたが、今回の





「死者の書」





今までで一番興味深く、面白かったです。





ピラミッドもそうですが、棺や各道具、全てに呪文などの文字が刻まれ、「書物」になっているんですね。


これには感動しました。





今回メインの37mにもわたる「死者の書」これには圧巻!


書の最後には「よみがえりの権利」を斯う「罪の否定の告白」これはどの国の神にも存在しますが、日本場合は「天国」へ行くための閻魔様裁判。エジプトでは「蘇り=永遠の命」なんですね。





煌びやかなツタンカーメン展やクレオパトラ展に比べて一見地味ですが、私が最も興味のあるツボのついた内容でした。





 古代エジプトでは、みなさんご存知「ミイラ」と、各分担された神々が数多く存在すること、死者のよみがえりが有名ですね。しかもミイラの解剖学の技術やピラミッドの設計は本当に奇跡的です。





では、なぜそんなにも「生」ということに執着してこだわった文化だったのでしょうか。





 そこが私にとって一番気になるところでした。





 天文学や太陽学のスペシャリストの古代エジプト人。


やはり、砂漠の環境が「生」に執着させたんですね。そのため、各項目において「神」も存在します。





 


 世界の文化を創り出す要因の、社会学、心理学、歴史においても「人間心理の歴史」にとても興味があります。








 枯れた大地。植物や生命体にとってはとても過酷な環境です。ということは、人間にとっても「食べる」ということが非常に大切なテーマになるわけですね。ですので、植物の芽吹き、太陽が昇り日がまた再生するということが非常に神秘的で蘇りにおいて重要だったわけです。








 日本でいうと、各地で行われる「祭り」がこれに当たりますね。全国各地のお祭りは、水神様への雨乞いの儀式ですからね。「仙台の七夕祭り」は旧暦太陽暦の七夕の日にちにいまでも行われてますね。アベノセイメイも天文学者でした。





 ただ、ひとつ、思っていたこと違っていたのが、死者の書は、王族だけではなく、一般の男女にもあったこと。そして、精神の世界では、「幸福ゆえに」というところでした。





 jazzやsoul、flamencoなどの「音楽」もそうですが、「無」ということ、逆に「ネガティブ」が有るというところに、必ず人間は「癒し」を創り出すんですよね。


 人間の創造力って本当に素晴らしいです。





「アーユルヴェーダ」も、貧しいの人々のための医学=「癒し」であり、人間は「癒し」を生み出す動物なんだなと感じました。





今回の展示会内容、沢山お話したい感じですがひとまずここまで^^





是非皆さんも足を運んでみてはいかがでしょうか^^


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ちなみに、我家のポキオくんは、マヤ犬と共にエジプトでも発掘されている犬種です。エジプト文字に登場する犬の姿の神に似てます(^^;;