私は結婚を機にインドネシアのバリ島へ移住しました。
生まれてからずっと地元で暮らして、地元の大学を出て、就職も地元の企業だったので、このまま死ぬまで地元から出ることはないだろうなと漠然と考えていたのです。
それが国際結婚してバリ島で暮らすことになるとは夢にも思いませんでした。
正直なところ、、、夫には申し訳ないけど、本音を言うと当時はインドネシアになんて住みたくなかったし、元々バリ島も全然興味がありませんでした。
ただ夫が住んでいる場所、と言うことだけで移住をしました。
当時は若かったので、あまり深く考えず、とりあえずインドネシアに住んで、ダメだったら夫連れて日本帰ればいいか！！と言う楽天的な考えでした。
元々あまり深く考えず、とりあえず行動が先というタイプなので、よく調べもせず、インドネシアの文化も言葉も全く何もわからないまま移住。
そんな性格のおかげで行き当たりばったりで、トラブルもたくさんあったし、ストレスで夫婦揃って同じタイミングで帯状疱疹ができたこともありました。今では良い思い出
当時の自分は、本当に考えがあまり定まっていなくて、いつか日本へ帰るだろう、と漠然と考えていました。
子供も日本で育てた方が良いに決まってる！
両親のそばで生活した方がきっと良い！
何より自分自身が日本の綺麗な環境で生活がしたい！
とかそんな理由です。
上の子供が小学校入学のタイミングあたりで日本に帰国したいなと思って、夫に初めて日本で生活することを考えてほしいとお願いしてみました。
夫は私の意見を否定することなく、それじゃあ、実際どうやって生活するのか考えてみようと言ってくれて、仕事はどうするか、住む場所、子供の教育のこと、色々なパターンでシミュレーションをしました。
色々なパターンを想定して、バリ島での生活と比べてみると、（当時は今より物価も安く、もう少し暮らしやすかったような気がします）どのパターンと比べてもやっぱりバリ島の方が生活しやすい、、、、と言う結果に。
そこで初めて私は、このままバリ島で頑張って生活して行こう！と言う決心がつきました。
最初はおはようとありがとうくらいしかインドネシア語を知らなかったし、サンバルも食べれなかったけど、気づいたらインドネシア語少しだけわかるようになって、インドネシア料理も全然平気になってる、だからこのままでいいか、って感じでした。
移住当初は日本へ帰ることばかり考えていて、ホームシックで涙を流す日もたくさんありました。
育児も孤独感でいっぱいで、近所で楽しそうにおしゃべりしてるお母さんたちが本当に羨ましかった。
こんな友達が誰もいないママでごめんよってまだ赤ちゃんだった子供によく話しかけてたな、、、今思うと暗いヤツだな笑
精神的にもだいぶ逞しくなって、気づいたら移住して10年近くになります。
今はすっかりインドネシアの時間の流れに自分がすごく合っているので、このままゆったりと生活していきたいなと密かに思っています。
以前の自分では考えられなかったけど、今年一時帰国した時に、その思いが益々強くなったんです。
日本は大好きな自分の故郷ですが、日本のきっちりとした感じが今の自分には少し疲れるというか、あぁ、大変だな、、、と感じてしまいました。
結婚前は日本から出たこともなく、毎日仕事行って、1日のスケジュールがほぼ決まっているような生活だったはずなのに。
日本もインドネシアも、どっちの国も良いところと悪いところがあるけど、今の自分にはインドネシアがあってるみたいです🇮🇩✨
苦楽を共にしてきた夫とはもはや同志のような存在で。
いつも私の考えや意見を否定することなくちゃんと話し合ってくれる人で本当に良かった。
自分がこんな長い期間海外で生活するなんて思ってもみなかったけど、これからもインドネシア生活をたっぷりと楽しみたいな〜
