SSDはHDDに比較してとてもパソコンを高速化させます。
それはHDDがレコード盤の音の取り出しのように読み書きする読み書きヘッドを移動させ必要なデータをアクセスすることによります。高速ではあるのですが1件のデータの読み書きに10msとか100msかかります。これを何十万回、何百万回と繰り返しますのでとても時間がかかるわけです。
それに比べてSSDは半導体でデータを保存していますので読み書きヘッドのような物理的な動作を必要としません。0.1ms位で読み書きします。なのでHDDに比べて100倍とか1000倍の高速化を実現します。よってパソコンが高速に動作することになります。
SSDにも弱点があります。長年使っていると当初のスピードが出なくなってきます。それはSSDの書き込みメカニズムの理解が必要ですがこれを元のようなスピードに戻すのは「デフラグ」と「TRIM」が有効です。ちょっと長くなりますが解説していきます。
◆SSDの書き込みメカニズム
.SSDはブロックに分割されていて128KBから1MBのサイズになっています。普通は512KBが採用されているようです。そしてデータを書き込むのは未使用のブロックには書き込めますがデータがすでに入っているブロックには書き込めません。
従ってデータのあるブロックに更新や追加をする場合、①そのブロックをSSDの内部キャッシュに読み込みます。②そこにデータをいれます。③ブロックを消去します。④データを書き込みます。の手順が必要で、使い込んでいくにつれすべてのブロックが使用中になってしまいすべての書き込みにこの手順が繰り返されます。データ更新でもこの手順が必要となりHDDより手数がめちゃ増えますね。
◆デフラグによる空き領域のまとめ
SSDを使い込んでいくうちに空き領域もあちこちに点在していきます。それらの空き領域を整理しまとめることによりブロックが空になりクリアーすることが出来るようになります。つまり空き領域のデフラグが有効になります。
Windowsには、標準でデフラグツールが搭載されていますがHDDで運用する事を前提としたツールなので、データを連続化することは出来ても、空き容量を連続化する事は出来ないので有効ではありません。
この空き領域のデフラグは無料のツール「デフラグラー」で十分です。インターネットで次のURLでダウンロードしインストールすれば使えます。
https://www.vector.co.jp/soft/winnt/util/se501879.html
デフラグラーを起動して、SSDドライブを右クリックして「拡張」から「空き領域のデフラグ」選択すればOKです。時間は相当かかます。
◆TRIMによる空きブロックのクリアー
空き領域がまとまってくれば空きブロックも出来てきます。と言う事で空きブロックを先にクリアしておけば書き込むときにクリアせずいきなり書き込めるので時間短縮なります。SSD購入時にはすべてクリア済みのブロックだけですので最高スピードが出ていたわけです。
Windows7以降のOSではこのTRIMは自動でセットされています。なのでブロック内のデータが全て消された時にそのブロックはクリアされます。
以上です。
要はSSDを使い込んできたら「デフラグラー」で空き領域のデフラグを実行すればまたパフォーマンスが良くなるかもしれません。但しあまりやるとSSDの寿命を縮めますのでご注意ください。

