色んな見積書があるもんですね。
実際に石材店から出された見積書を比較して注意すべき点やおかしいと思われる箇所を指摘した前回の記事は消費者にとって分かりやすかったことかと思われます。
見て分かりますか?
私はメールはブラウザではなくメーラーで見ています。
件名と差出人アドレスや内容で人が特定される箇所は黒塗りで隠してあります。
読者の方から感謝されてると書いても自作自演だと思われるのが嫌なので一部ですがお見せします。
(↑見ても誰だとは特定されませんが削除して欲しいとの申し出があった場合はすぐに削除します)
ということで(何がということなのかわかりませんけど、、)、石材店から出された見積書の比較の第二弾です。
ある地域で2社の見積もりを比較してみましょう。
今回も私が気になっておかしいなと思った箇所はピンク色にしてあります。
A社の見積書
品名 | 数量 | 金額 |
---|---|---|
○寸和墓(中国:G○○○) | 1 | 5○○,000 |
芝台(中国:G○○○) | 1 | 6○,000 |
墓石施工費 | 1 | 9○,000 |
文字彫刻費 | 1 | 5○,000 |
耐震施工費 | 1 | 3○,000 |
耐震ゲル | 1 | 3○,000 |
花立、線香ローソク立金具 | 1 | 20,000 |
外柵(中国:G○○○) | 1 | 5○○,000 |
外柵施工費 | 1 | 1○0,000 |
基礎工事費 | 1 | 5○,000 |
墓誌(中国:G○○○) | 1 | 7○,000 |
墓誌彫刻費(1名) | 1 | 3○,000 |
塔婆立(ステンレス) | 1 | 1○,000 |
玉砂利(那智石) | 1 | 20,000 |
合計 | - | 1,3○○,000 |
消費税(8%) | - | 1○○,000 |
税込み価格 | - | 1,5○○,000 |
ピンク色の箇所なんですが、通常は墓石&外柵の施工費を含めて「墓石施工費」なんですが、墓石本体と外柵を別に分けて書いてあるのは初めてみました。
なので施工費は20万円超です。
その他私が気になるのは、
墓石本体と芝台がなんで同じ石ではないのしょうか?
どちらも中国石で価格もそんなに変わらないのに別の石にする必要性がどこにあるんでしょう?
もちろん那智石と書いてありますがホームセンターに売ってる20kgで1000円くらいの石です。
那智石は1袋で2万円近くします。
B社の見積書
商品名 | 数量 | 単価 | 金額 |
---|---|---|---|
○寸墓石 | 1 | 7○0,000 | 7○0,000 |
墓誌 | 150,000 | 150,000 | |
塔婆立 | 1 | 15,000 | サービス |
○○補強石(中国G○○○) | 1 | 2○0,000 | 2○0,000 |
外柵基礎 | 1 | 2○0,000 | 2○0,000 |
残土処理費 | 1 | 15,000 | 15,000 |
出張費 | 6 | 1○,000 | 6○,000 |
玉砂利 | 10 | 1,○00 | 1○,000 |
小計 | - | - | 1,2○0,000 |
調整 | - | - | 30,000 |
消費税(8%) | - | - | 9○,○00 |
税込価格 | - | - | 1,3○○.600 |
備考 | 墓石は国産○○石 外柵国産○○石本磨 |
数量6というのは6人工のことでしょう。
2人で3日間なのか3人で2日間なのか。
施工費と文字彫刻費は墓石価格に含まれています。
○○補強石なんですが図面をお見せできないので、、外柵のその下の石だと考えてください。
玉砂利は那智石ではありませんね
この2社の見積もり比較はとても簡単ですよね。
A社は中国石を使ってるのに国産石を使ってるB社よりも20万円くらい価格が高いです。
A社の墓石価格は50万円代でB社の70万円代より安いのですが、施工費や耐震施工、文字彫刻費は別途記入されており一瞬丁寧な見積もりに見えるようですがB社は施工費や耐震施工、文字彫刻費(出張費だけは別途記入)は墓石価格に含まれているのです。
A社はさらに外柵の施工費も墓石施工費とは別に書かれてますし、花立カップやローソク立や線香立の金具も別に書いてます。
原価で言えば花立カップは数千円、ローソク立は数百円、線香立で1000円以下です。
どんな小さなものにでも価格を上乗せしてると感じる、私にとって不快に感じる見積書です。
まさかA社を選ぶ人などいないでしょうね。
誰でも簡単に判断できると言う例でした。
消費者に対する知名度はB社よりもA社の方が有名です。
という事はですね、A社だけの話を聞いて契約する人が多いのです。
(A社のHPにはたくさんのお客様の声が載っています)
石材店を数社回って比較検討した方が良いと言う典型的な例ではないでしょうか。
有名店へ出向いてお墓を建てて満足してる人が実はボッタくられた、気が付いてないのは本人だけという図式であります。
お気の毒に・・・
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