墓石に使用する石はやっぱり実績のある石を使った方が良いと思います。
今まで「最低な石」だと誰もが認めたのは通称「パー○」と呼ばれたインドの石です。
(一部伏字にしてあります)
ネットで検索しても名前が出てこないのでもしかしたら産地が違ってるか名前が違ってるか、とにかくかなり前の石でありまして当時は韓国などから仕入れた石なんかでも国産石だと多くの石材店が言っていたし、そういう時代でした。
この石、数年で錆びが出たり水はけが悪くいつまでも墓石が触れたまま、さらに当時はセメント工法だったのでエフロ現象で表面がガサガサになっております。
写真を載せる事は出来ませんが見たい人は西番の富山霊園か高岡の二上霊園にいけば数多く見ることができます。
特に富山霊園だとすぐに発見できます。(わざわざ見に行く人もいないと思いますが)
何を言いたいかというと、
「少なくとも石材店が使用し始めてから5年以上の実績がある石でお墓を建てた方が良い!!!」
という事です。
早ければ数年で経年劣化や石の表面に流れ模様が発生する
「パー○」という石、とにかく最低な石でした。
乾いてる時は石目も細かくて物凄くキレイなんです。
ところが雨にぬれたら水はけが悪いので数日晴天が続けなければ乾きません。
とくに富山は3日連続晴天など梅雨明けくらいしかありませんので、極端な事を言えば一年中雨水がしみ込んだままの状態であるわけです。
さらに錆びも出るし、とにかく最低な石だったんです。
少なくともそういう事が分かるのは5年くらいの月日を要するんです。
石の表面に現れる流れ模様なども数年経ったら出てきます。
ほとんどの場合、5年以内です。
流れ模様が出てもそれは経年劣化というわけではなく品質が変わるという事ではございません。
ただ竿石に現れてしまったら、、やっぱりちょっと気になるんじゃないかと。、
目立たない場所なら良いんんですが。
フランスの石で3年くらい経ったら墓石全体に流れ模様が出てしまった石もありました。
高庵寺のご住職は石には旬があると言われています。
墓石の情報 最新の情報以外信用できません 1年前の情報は全く役にたちません 同じ石でも石屋さんによって品質が違うのが普通です 高庵寺住職が安心してお奨めできる石屋は ほんの数社しかないんですよ
平成29年3月10日更新
具体的にご住職が言われてるのは同じ石でも一年前と今では品質が違ってたり手に入らなくなったという事実です。
石見本を拝見して、実際のお墓も拝見して、この石は素晴らしいと思えた石も、たいていは数年で、早いと数ヶ月で手に入らなくなります。
本日時点で、スーパーパンの情報はなんの意味もない情報なんです。
なぜなら手に入らないから。
外国産の墓石の場合は、1年前の情報は全く役にたちません。
酷い場合は数ヶ月前の情報すら役にたちません。
それで最近は墓石のブログを書くときに、こう前書きしています。
最初に古い過去ログですので、石種に関する情報は役に立ちません。
末尾に「石には旬があります。あくまでもこのブログの時点での情報です。後日お読みの方には当てはまらない可能性が圧倒的に高いのです。常に最新の情報を参照して下さい。」と書いてある通りです。
ときどき、過去ログの修正をしておりますが、石の状況は数か月単位で変化しますので間に合いません。
それをご理解していただいたうえでご覧ください。
これを具体的に説明すると、石材店が石見本を見せて契約しても消費者が期待してた以下の石しか手に入らない可能性が大いにある!、ってことなんです。
特にアーバングレーのようにweb上でもあきらかに等級の差があるとバレてしまった石などが顕著な例でしょう。
国産石も国内加工であれば実際に使う石からサンプルを作って見せてもらえるかもしれませんが中国加工の場合は今見てる石の見本と同じ石で墓石が作られる事はありません。
営業マンも言います、「石は天然ですからこの見本と全く同じものは手に入らないのです」と。
私も実際に使用する石の石見本を見せてあげられます。(提携石材店は直接中国工場と取引があるから)
第一石材さんや墓石のかしこさんも中国と直接取引してるので実際に使用する石見本を見せてくれます。
石の坊さんも今使える石の見本を見せてくださいます。
地元にある普通の石材店においては石材卸売商社から仕入れているので見せられた石見本と同じものが来るわけがありませんし不可能です。
実際に石材店や営業マンが「石見本と同じ石は手に入らないです」と言ってるのは正解です。
しかし中国工場と直接取引して取引量も多ければ工場がもってる原石から見本を作って送ってくれるのです。
取引量が少ない石材店の場合は直接取引することはリスクが大きすぎるんです。
中国工場だってお得意さんを優先するのは当たり前です。
なので既存石材店は商社を通した方がリスクが少なくて済むのです。
それゆえ石見本と同じものは来ないのです。
中国から直接仕入れるのはリスクはあります。
また実際に現地に出向いて交渉しなくてはなりません。
経費もかかります。
石には旬があるのは確かです。
それで希望の石が手に入らないとか品質が落ちてしまったというのはあり得る事です。
石材店はそういう事実があったとしてお客様に伝えるものなんでしょうか!??
少なくとも中国工場と直接取引してる石材店であれば今の現状を聞くことが出来るしどの程度の石が手に入るのかも分かると思います。
みなさんが石材店のHPやブログを読むときに中国工場と直接取引してると書いてあれば一度店に出向いて話を聞いてみたら良いのではないでしょうか?
商社から仕入れてる石材店とは違った話が聞けると思いますよ。
細かいことが苦手な人は実績のある石を使えばいいかと
お墓を建てるのはかなりの行動力が必要で大変です。
わずらわしいなと思うのであれば実績のある石を使う事をお勧めします。
国産石の場合は適当なことなど言っていられないので中国石とインドの石においてはG623(中国)やインドのMシリーズなどを最初に考えられたらいいと思います。
中国の石は同じ石でも水はけが良いものと悪いものがあるので注意が必要なんですが外柵なら素直にG623を使用されるのが良いと思います。
G603は手に入らなくなりつつあります。
富山以外なら墓石本体の才数はそれほど多くはないので墓石本体はインドの石を使用されたらいいでしょう。
アーバンは等級があるので石材店によく聞いてください。
白い石でお墓を建てたいなら国産石か中国石しかありません。
国産石は手が出ないという場合であれば実績を考えたらAG98です。
ここで気を付けなくてはならない事があります。
新AG98という江西省のものがあります。
本来のAG98をお勧めします。福建省のものです。
新AG98は少し価格が安いんですがやはり実績と言う点では福建省のAG98がいいと思います。
問題は新AG98を使いながら福建省のAG98と同じ価格で販売してしまう石材店が、無いとは言えないんですよね。
見積書に「AG98」と書いてあったら、「福建省の石ですか?」と聞いてみたらいいでしょう。
イエスなら江西省のAG98はどのくらい安くなりますか?、と聞いてみましょう。
江西省のAG98を使っておきながら福建省のAG98の価格かもしれません。
このくらいの知識は消費者は持つべきだし知っておく必要があると私は思います。