石に勝手に名前を付けてる・・・その姑息なやり方にもっと疑問を持つべきです。 | お墓の値段はいくら? 富山のお墓の営業マン・宮崎が正しいお墓の建て方を教えます。(富山・石川良いお墓研究所)

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石には正式な名前があるのになぜ別名をつけるのか?

 

なぜ正式な石の名前に勝手に石材店が独自の名前を付けるんでしょうか?

その意味を深く考えたことはありますか?

 

私は石に勝手に名前を付けてる石材店は無条件に切っても良いと書いてますが、その意味をまだ理解していない人がいるようです。

 

勝手に名前を付けてる石材店と契約しそうな相談者が富山のみならず都市部にも多いからです。

 

私自身がビックリしたんですが都市部の石材店の方が多いです、勝手に名前をつけてるのが。

 

都市部からの相談者に見積書を送ってもらったら聞いたことがない石の名前ばっかりです。

 

その名前も分からない石はネットで検索しても出てこないので才単価を考えて、おそらくあの石だろうと判断しています。

 

 

 

なぜ石に勝手に名前を付けてるのかもっと深く考えてみましょう。

 

 

客に他の石材店と比較されたくないから、というのが一番の理由です。

 

  • 1利益を少なくしたくない。
  • 2正式名称を伝えてないから後から何とでもなる。

 大きな理由としてはこの二つが考えられます。


なぜ石に勝手に名前を付けるのか?

その石材店の心情を考えれば答えが出てくるんですよ。

 

 

 

1利益を少なくしたくない。


競合がない場合はお客様は石材店の言うことを全面的に信じています。

G623であろうが勝手に名前を付けたものであろうがお客様はそういうもんだとしか思いません。

 

問題は競合があった場合です。

お客様のなかにはA社でもらった見積もりをB社に、B社でもらった見積もりをA社に持ち込みA社で聞いたことをB社に確認し、B社で聞いた事をA社に聞く人も少なくありません。

それを防止するために勝手に名前を付けるのです。

 

例えばですがG623をA社は中国桜石、B社も勝手に名前をつけていて稲桜などと言ったりしたら、お客様は大混乱です。

どっちも勝手な事を言ってるんですから。

どちらからG623と正式な名前で見積もりを作ってくれればよいのですが多くの場合は「中国白御影石」です。

 

G623をG623と正式な名前で見積書に書く石材店は50%も無いと思われます。

都市部はもっと少ないでしょう。

 

酷いですよねえ。

 

競合した時に正確な見積もり価格をお客さんに知られたくない、利益を減らしたくないというのが理由なのです。

 

 

 

2正式名称を伝えてないから後から何とでもなる。

 

 

勝手に名前をつけなくとも多いのは「中国白御影石」という表記です。

ただ「中国御影石」という場合もあります。

 

これも利益を減らしたくないのと競合対策です。

 

仮にライバル石材店がG623を持ってきたら、G614かAG98などを提示して、

「うちの中国白御影石はG623じゃありません。それより良い石なんです。他の石材店はG623を持ってくるので弊社はランクを上げ、それを他社に分かられないようにするために中国白御影石という表示にしたんです」

ともっともらしいウソを言えばいいだけなんですよ。

 

石に勝手に名前を付けるのはあとからどんな言い訳でもできるようにするためなんですよ。

 

これって誠実ですか?

 

 

正直な商売をするなら石に勝手に名前はつけないですよ。

 

皆さん、理解できましたか?

石材店は基本的にお客様が他者に設計図も見積書も見せられてしまうという恐れを感じています。

なので石材店が勝手に名前をつけるということを理解できない訳ではありません。

 

 

しかしながら他社に先に情報を出してしまう形になってしまうのですが、お客様には嘘をつきたくないと考えて石の名前を隠さずに見積書に書く石材店の心情も考えてみてください。

 

 

私はそういう理由から石に勝手に名前を付けてる石材店は無条件で切っても良いと考えています。

石の名前さえ嘘っぱちなんですよ。

今後どのようなウソをつかれるか分かったもんじゃありませんですって。