お墓を建てる時に考えなくてはならない事・・使用する石と才単価 | お墓の値段はいくら? 富山のお墓の営業マン・宮崎が正しいお墓の建て方を教えます。(富山・石川良いお墓研究所)

お墓の値段はいくら? 富山のお墓の営業マン・宮崎が正しいお墓の建て方を教えます。(富山・石川良いお墓研究所)

富山・石川でお墓の購入を考えてる方
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日本各地で使用する石が違うし、才単価も違う


関東や東北地方などは黒っぽい石が好まれます。
関西は黒っぽい石は好まれません。

富山のように大きなお墓を建てる地域においては中々高級石を使えません。
オールクンナム(等級あり)のお墓など見た事もありません。
ちょっと前までは山西黒が使われましたが今では全く使用されていません。
国産石でも真壁小目・中目までで、たまに紀山や万成を見るくらいで大島や庵治石は滅多に見ません。


一都三県で墓地を見学しましたが(比較的新しい墓地、公営も)、使用するお墓の石が富山とは違うんですよね。
富山でよく使用するAG98が全くありませんでした。アーバングレーも稀に見ただけです。
M1-Hやクンナム(洋型で時々M1-Hが使用されますがクンナムはまず使われません)などインドの石はよく見かけました。富山でよく使われている銀河もぜんぜん見ませんでした。
G663はどちらも多くみられます。

富山では若い世代の方が黒っぽい石を好まれる事も多く、予算を考えたらクンナムはとても無理で最近はM-13がよく使われています。

墓地が小さく墓石の才数も少なければ高級石を使用する事が出来ますが墓地が大きく墓石も大きければなかなか価格が高い石は使えません。
M1-Hやクンナムの代わりにMシリーズの価格が安めの石を代用する事になります。安いと言っても中国白御影石よりは高いです。

自分が住んでる地域によって良く取り扱われている石とあまり使用されない石があります。
特殊な石は調達するのも時間がかかります。(三か月程度)
国産石の良いものを手に入れるにはお金と時間だけでは無理です。(これは後日詳しく書きます)

G623で建てても何も問題がありませんが施主がそれ以上、また倍以上のお金を出すのは、
経年劣化が少ない石でお墓を建てたい。
修理する事がないような構造重視のお墓を建てたい。
故人の為に良い石でお墓を建てたい。
などなど色んな理由があります。

とにかく石選びは重要ですのでいろいろ調べてみてください。
調べろといっても複数石材店から見積もりをとる以外に方法はありませんけど。
設計図も重要ですよ。(これも後日書きます)


才単価は地域や墓地の種類で違います。日本全国同一価格ではありません


才単価を語る時は
愛知県尾張旭市の「石のきむら」さんのHP
を見れば良いです。才単価とは何なのか分かります。

価格が表示されていますがこれは愛知県での価格です。
愛知県もそんなにお墓は大きくないので、このくらいの才単価で販売しないと利益がでないでしょう。(富山は使う石が多いので少し安いです)

才単価を比較してみると微妙に富山県と石の格付けが違いますね。
流通経路が違うのがいちばん大きな要因だと思います。(仕入れ先と言ったほうがいいかな)


地域別の才単価が違うのは、墓地とお墓の大きさが大きな要因です。
特別に大きなお墓は別として大きなお墓を建てるのも(地域)小さなお墓を建てるのも(地域)する事は同じです。

古墓を解体して、基礎工事して、施工、することは同じなんです。
小さいお墓の地域だからといって特別多く注文が来ることもありませんので才単価は大きなお墓の地域にくらべれば高くなるのは仕方がありません。


あと寺院墓地は建墓料があるし(施主には伝えません石材店が支払います)
民営墓地は石材店が権利金を支払って(地方都市は墓地を購入)墓地を確保してるので才単価は高くなります。


切数を見積もりに書いてある地域もありますが、
才数=切数
です。

才単価は各地域、墓地の種類で違います。
同一価格ではありません。
富山の公営墓地で建てる時の才単価を東京の民営墓地での才単価と比べてはいけません。
仕方がないのです。
もちろん全国各地も。


才単価でいちばん私が言いたいのは、才単価で石の価格の格付けが決まるわけです。
「この石でこの才単価?別の石を選んだほうがいいですよ」
「この石の才単価がこれならお勧めです」
と言ってあげたいんですが各地域によって価格が違いますので言えないのです。
なので見積もり価格を比較する以外にありませんので気軽にメールでも問い合わせでもしてください。