墓石の構造重視は才数(切数)が増えます、当たり前の事です。 | お墓の値段はいくら? 富山のお墓の営業マン・宮崎が正しいお墓の建て方を教えます。(富山・石川良いお墓研究所)

お墓の値段はいくら? 富山のお墓の営業マン・宮崎が正しいお墓の建て方を教えます。(富山・石川良いお墓研究所)

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一度建てた墓石の修理が発生しないように構造を重視します、雨水の侵入も防ぎます。


お墓を建てる人は何を重視しているのでしょうか?
  • 価格・安いにこしたことはない
  • 良い石を使いたい
  • 構造を重視したい
  • 石材店との信頼関係を重視したい

寺院やJA、葬儀社からの紹介でお墓を建てる人は石材店を紹介され説明されそのままお墓を建ててしまうので、「お墓の建て方にはいろんな考え方がある」ということを知らずじまいです。
こだわりぬく人が居る反面、「お墓はどれもいっしょ、そんなにかわり映えなんてしないでしょ」と思ってる人の方が多いかもしれません。

実際、私の家のお墓は平成二年に建てられたものですが、親父から「法事にあわせて墓建てるぞ」と聞いても私は「墓なんてどれも一緒だろ、好きにしたらいいよ」と全く分かっておらず「とうちゃんが墓建ててくれたから俺は建てなくていいや、ラッキー!」などと思ったものです。

しかし自分が墓石を販売するようになって「墓の建て方はぜんぜん違う」という事に気が付いたのです。
いまの自分だったら親父が建てた墓は絶対に建てなかったでしょう。

70才になっても80才になっても初めてお墓を建てる人は何の知識も持っていないというのは過去に多くのお客様と商談してきた私の経験から言えることです。

TVCMや新聞にチラシを入れてる石材店に訪問してすぐに決めてしまう人が多いのも事実で、私もこんなに楽に契約が取れるもんだとは思ってもいませんでした。

墓なんてどれも一緒だと思ってる人がかなり多いんです。
こだわって私に相談する人は少ないと言うか、完全に少数派かもしれません。(しかし今後若い世代からの相談が増えると確信しておりますのでこのようなブログを書いております)

私の建墓の基本は構造重視です


価格、石、構造、建墓に関して重要視するのか各個人によって違います。
全国には「納骨室に雨水が入って当たり前」と思われてる地域が多くありますし、宗教的にも納骨室には水が入って当たり前という考えが多いなかで「納骨室に雨水を侵入させない」という考えは異端なのかもしれません。

私のブログを読んでる人は気が付いていらっしゃると思いますが
構造が良いお墓は修理の必要が無くなり石材店の仕事をかなり少なくしてしまうのです。

お祖父さんの代にお墓を建てて
お父さんの代にお墓を修理して
孫(お父さんからしたら子)の代にお墓を建てかえる
この図式が完全に壊れさってしまいます。

私が考えてる建墓は「修理の必要のないお墓を建てる」ことなんです。

おそらく普通のお墓を建てて将来修理するよりも最初から構造を重視したお墓を建てる方が安くつくと思います。

とくに墓石本体よりも外柵を構造重視のものにしたほうがいいです。

しかし消費者には何度も説明してもなかなか理解してもらえません。
そりゃそうですよね、年配の方や図面を見る力の無い方にいくら構造を説明しても理解できないのは当たり前ですよね。
そのために墓地へ行って見学するわけです。

とにかく墓石本体はデザインを重視されてもかまいませんが外柵だけは良い構造にしたほうが後々心配しなくてもいいんです。

なお、納骨室に水が入って当たり前というという地域では私の言ってる事は「馬耳東風」ですが、最近は石材店ではなく消費者の方が「納骨室が水浸しになるのが嫌だ」と思う人も多いのですが石材店が対応できないのです。
石材店は長年の営業から固定された先入観を持っており頭が固いので新しい意見を取り入れられない場合が多いです。

富山県で売り上げがNo.2の石材店(たぶん)は歴史の浅い石材店です。
社長の頭が柔らかいのでしょうね、実績を伸ばされています。

構造が良いお墓は才数が増えます


繋ぎあわせの箇所を大きな石を使ったり薄い貼り石の箇所を厚い一枚石を使用するので才数は増えます。

関東などで多く建てられる最近流行りの地上カロートのお墓のほとんどは納骨室天板は一枚石ではありません。
デザイン重視なのか規格があるのか知りませんけど玉垣をまわして繋ぎあわせの貼り石の上に芝石が設置されています。

東北の石材店さんのHPには富山同様に納骨室天板(富山では笠石といいます)は水切りがついた一枚石です。

有限会社 しんせいさんのマイベストプロの記事です。(勝手に引用してすいません)
お墓の顔である『文字』にこだわったお墓です。

こちらのお墓は納骨室天板(笠石)が一枚石です、いいですねえ。
それと使用してる石がカラハリどということですが、この石は目が細かくとてもきれいな石です。
外柵は写真では分かりにくいのですが緑系ということですのでインドのMシリーズの中の石かもしれません。

余談ですが、
私は基本的に墓石本体は外柵よりも濃い石を使用しなくてはならないと思っておりました。
しかし米田さんは外柵のほうを濃い石で建てられて、私的には少々衝撃を受けました。
実際こちらの写真を見てもあまり違和感を感じませんね。
勉強になりました、ありがとうございます。


納骨室天板(笠石)がお墓にとっていちばん重要な石です。(都心の寺院墓地の搬入困難な墓地の場合は設置が無理なので石材店さんには無理を言わないようにお願いします)
この石が二分割だったり、貼り石を繋ぎあわせたものだったり、水切り(水垂れ)がなかったり、って私にとっては考えられないんですよね。まあその地域にとって普通の建て方なので私がどういう事も言えないんですけどね。

厚さ1~2寸の貼り石(支えるためにその下に石が必要、またはコンクリート基礎)ではなくて4~5寸の一枚石を使用するわけですから才数は増えます。
将来の修理をさけるために事前に準備をしておくわけです。

ただこの形のお墓は霊園によっては規格外となり建てられない場合もあるかもしれません。それでも玉垣の内側の天板を一枚石にすればいいだけで何も問題はないでしょう。(玉垣をつけるかどうかが問題なのですから)

↑↑N様のお墓で関東で建てられるようなお墓です。
玉垣もまわしてあります。

実はこの納骨室天板は一枚石なんですよ。
都会の民営霊園や公営墓地でもこのようなお墓が建てられています。

納骨室には絶対に水が入りません。
いかがでしょうか?