価格、便利性、設備、管理
一年ぶりのHさんとの再会です。
千葉県柏市の民営墓地を案内してもらいました。
↑↑昨年Hさんに案内してもらった時の記事です。
今回は私の紹介でお墓を建てていただいた方とお会いする約束をしていたのですが、私の方が予定がたくさんあって時間がとれませんでした。実際にお墓を建てた方がどのような印象をもたれているのか聞いてみたかったです。
関東の墓石事情はHさんに聞いてみればだいたい分かるので本当に助かっています。
また安心できる石材店として紹介することも出来ますので良いお付き合いをさせてもらっております。
松戸、柏の霊園が売れるのは？
一番の要因は「都内から近い」ことです。
松戸は上野から常磐線に乗らなきゃいけませんが数年後に東京駅かで乗り入れが可能になるそうで、地価が上がりマンションも建設されているそうです。
都内で墓地を求める人の多くは「自宅から近い」ことを一番の理由にされていますが現実問題都内で墓地を求めることは公営墓地の抽選に当たるか町田あたりまで行かないと無理です。東京の東部に住んでる人の場合、町田まで行くより松戸に行く方が近いので売れる要因となります。
二番目の要因は「墓地代込で100万円以内」、安ければ70万円代の区画を用意してることです。
一番小さい区画は60cm×90cmほどですが、骨瓶は6つほども納骨出来ます。孫の代まで大丈夫なわけです。
この区画で100万円以内でお墓を建てる場合はG623で建てるしかないんですが、実際のところG623で建ててる人はほんの僅かで実際の価格は140万とかそれ以上の価格になる石を使用されてました。
比較的新しく開発された霊園はほぼ同じような感じで安い区画を用意したものになっております。（神奈川や埼玉の霊園などでも、実際に見てきました）
墓地を求める人の心理として最初から200万円以上というのは抵抗があって（全優石のアンケートでは150万円代がお墓の平均価格となっています）、じっくり話し合えば100万円から200万円になったとしても納得されるわけです。なので霊園常駐営業マンはお客様の話をじっくり聞いてあげて出来る限りの情報を出してあげれば問題になることは無いのですが時々横暴な営業マンがいるのが残念です。
「お金返します、他の石材店に行ってください」と言われた人がいるんです。
管理が行き届いてる、霊園自体が綺麗だという事がその次の要因になります。
いつも従業員が芝を刈ったり枯れかかったお花をさげたり香炉の線香をさげたり、清掃を徹底しています。お花や線香も管理事務所で販売されてるので手ぶらでお墓参りできます。
そういう便利さも墓地購入の要因になっているんでしょう。
都内在住者（特に２３区以内）は自宅から近いことを優先し、場合によっては寺院が経営する納骨堂に保管されるケースも多くなっています。
とにかく「近い、便利」が最優先されるわけです。
また松戸や柏ではこれから霊園を開発するのはかなり難しいそうです、条例が厳しくて。
（松戸の小さい区画などは柏では認められないそうですよ）
そういう色んな情報は地元の石材店さんに聞くしか調べようがないんですね。
なのでHさんにはとても感謝しております。
私は海上散骨については、本人は良いと思っていても遺族のお墓参りの機会を奪ってしまう行為だと考えておりますので、小さくてもお墓を建ててお参りするのがいいんんじゃないかと思っております。