客が知らないってことをいいことに、間違ったことを言うなって!
何の予備知識もなく石材店を訪問した場合、担当営業マンが話す事は初めて聞くことばかり、本当なのかどうなのか、どうやって判断したらいいのか、ぜんぜん分からないと思います。
その時に腰が低く応対が丁寧であれば、かなりの確率で「決めても良い」と思う事でしょう。
しかし担当営業マンの言ってる事は正しいのでしょうか?
- 石には良い悪いがありません、みんな良い石なんです。
- うちは他社と違って良心的な見積なんです。
- 何かあったらすぐ対処します、保証もします。
- いろいろ
基礎に息抜き穴があいてる理由
竿石にサラシを巻く理由(巻かない地域も、巻く地域もあります)
墓前灯籠設置の意味
お墓の構造全般
その他いろいろ
上記の事項について完璧に答えられる消費者はほとんど居ないでしょう。
ということは営業マンが間違った事を(意図的である場合も、そうでない場合も)言ったら、それがそのまま伝わってしまいます。
墓石営業マンなら誰でも経験があると思いますが、競合ライバル店にも行ってるお客さんからトンデモナイ事を聞く場合があります。
一礼をあげると
競合相手は仏壇屋
納骨室はくり抜き型より柱型の方が普及してる(その反対ですって)
くり抜き型より柱型の方が石の使用が少ないので安くできます(出された見積書が30万円ほど高くて笑いました)
くり抜き型は密閉率が高いので結露するから風穴をあけましょう(石は100年もちますが、ステンレスは100年もつんですか?)
○○の指定業者でした(おそらく客は○○に手数料が支払われてるという事を知らないだろう)
言ってる事が全て間違いで簡単に勝つことができました。
このお客さんがもし他の石材店に行かなかったら、ほぼそのまま契約していたでしょう。
担当者が間違った事を言ってるのに気がつかないんです。
酷い時は霊感商法的な言われ方をされたと言われた事があります。
こうなるともう脅しですね、脅し。
病気になるとか将来何か悪い事が起きるとか、、、
間違った事を言う理由は?
- 営業マンは本当だと信じてるが会社側が事実を隠してる
- 営業マンに知識がなく適当に答えた
- なんとか契約を取りたくてライバル石材店の有ることない事を喋った
- 意図的にウソの情報を流す
人は嘘を言うときはそんなにも堂々としてはいられないけど、会社側のお墨付きの嘘は営業マンにとっては真実なんで自信をもって喋ります。
今は産地偽装をしてることはほとんどないと思いますが、もし会社が「安く国産石を手に入れる事が出来た、才単価○○○○○円で大丈夫だ」と言われたら、営業マンは何の疑いも無く言われたとおりに営業します。
もしこういうふうに言われたらという仮定です。
産地偽装ばかりではなく、大島の1級を特級だとか、そういう等級もウソつかれたら分からないですよ。
担当営業が経営者でなくサラリーマンだった場合、ノルマが厳しいのであることない事言いますよ、ほかの業界とおんなじで。
人口が減少、一度建てたら建て直しは100年後、墓を建てないという選択肢が増えてる、こういう事実があるので今後は年々契約が厳しく減少するハズです。
客の取り合いの激しさが増すばかりなので営業マンは何でも言うし何でもするんでしょうねえ。
私だって知らない業界の事を聞かされたら、それが本当かどうかの判断は出来ないです。
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