三回目の来県でした
二回目の来県の後に、7月に開眼供養するには梅雨の事も考えて
- 6月の初旬にお墓を建てる必要がある
- 基礎工事は5月初旬(4月後半は土用なので)
- お墓の制作は4月から開始したい(時間的余裕があれば良いお墓が作れる
Aさんは「それでは3月の後半に伺います」と言われました。
二回めの来県の後に設計図の修正は何か所かありましたが、デザイン的なことで構造はほとんど決まっておりました。
竿石の形、玉垣の形状、などを修正です。
黒部で待ち合わせました
「Aさん、せっかく富山にいらっしゃるなら黒部のお墓を見学しませんか?」ということで黒部市営墓地に見学にいきました。
ここは笠石5尺のお墓(竿石1.3尺~)がたくさんあります。
1000万円を超えるお墓がいくつもあります。
「大きいですねえ」、Aさんの第一声です。
「デカいでしょ、呉西の人もこんな大きなお墓を建てるって知らないんですよ」
また呉西の人がシンプルなデザインを好むのに対して呉東の人は派手派手なデザインを好む人が多く、金の墨入れやデザインがシャレた形のものであるとか、初めて見る人はみなさんビックリされます。
公営墓地なのに4区画で建てられたお墓があるんですが、役所は止めなかったんでしょうか。
とにかく「へえ~~」の連発です。
決めては何んだったんでしょう?
Aさんが一番気に入られたのが「納骨室の観音開き」です。ある工夫をしてあるのですが、それはやった事がない石材店では無理ではなかろうか?と言われました。
二上霊園に関西の石材店が建てたであろうと思われる笠墓があるんですが、笠石は見事に2分割です。
笠墓の命と思える笠石が2分割とは考えられません。
そこがいちばん重要な石なのに・・・
扉もこちらのものとは違う感じです。
墓相のお墓を建てる人は京都から業者を呼んで建てられる場合が多いのと同じで、富山のお墓を他の地域で建てようとした場合、やっぱりいつも建て慣れてる業者を選ぶのが正解だと思います。
「納骨室はくり抜き」、こちらも外せないと言われました。
これも富山だけでしょうね、ほかの地域では見たことがありません。
かない才数が増えます。(価格も高くなります)
「基礎石一枚盤」、これも重要ですね。
お墓よりも外柵の方がしっかりしていないと意味がありません。
お墓は何ともないのに外柵を修理しなくてはならなくなったってのは最悪ですから。
とうぜん、水切りはついてます。
水切りがないと意味がありません。
Aさんのこだわりを地元の業者はできるのか?
富山という遠方の業者に頼んでもいいのか?
この問題をAさんは悩まれたそうです。
ご両親が健在で、いちばん心配されたのが「富山の業者で大丈夫なのか?」ということだったそうです。
それでも最終的にAさんは富山型のお墓を建てるので富山の石材店さんを選ばれました。
一度建てたら修理する必要のないお墓を建てれば遠方の業者でも問題はありません
ご契約後は基礎の打ち合わせを具体的に打ち合わせをされていました。
栃木で富山型のお墓を建てました
栃木県のAさんの建墓①・・出会いは霊園見学
栃木県のAさんの建墓②・・百聞は一見にしかず
栃木県のAさんの建墓③・・二回目の来県
栃木県のAさんの建墓④・・設計図