アフター、保証書について参考になる質問がYahoo知恵袋にありました。 | お墓の値段はいくら? 富山のお墓の営業マン・宮崎が正しいお墓の建て方を教えます。(富山・石川良いお墓研究所)

お墓の値段はいくら? 富山のお墓の営業マン・宮崎が正しいお墓の建て方を教えます。(富山・石川良いお墓研究所)

富山・石川でお墓の購入を考えてる方
関東や都市部、その他の地域で墓地を購入しようとしてる方、
お墓の営業マンならではのアドバイスをいたします。
気軽にお問い合わせしてください。

保証書について中々興味深い質問がありました。


この記事は内容が盛りだくさんなので長文になります。
Yahoo知恵袋になかなか興味深い質問がありました。
最近アフターに関しての記事をいくつか書いていたので、それにピッタリ当てはまるような内容だったので紹介したいと思います。

こちらの記事です。
墓石購入について教えてください。

こちらの質問者の内容です。黄色の囲みが質問内容、回答者は新しい順にアルファベット、その回答に私の感想を茶色の文字で書きました。

両親が墓石を購入しようと思ってますが、霊園の販売店側が(石材店と思いますが)墓石の保証書は発行しないと言います。
どのみち石は100年~200年持ちますからと言ってお茶を濁します。
また当社では保証書の発行をした事が無いと言い張ります。
万が一何かあった時は信頼関係とかその度話し合いで解決していると言います。墓石ってそういうもの何でしょうか? ちなみに、この霊園は、この会社が開発した為墓石の購入はそこの1社からしか購入する事が出来ないそうです。


回答者A様

石材店の意識の問題です。

最近では、お墓にも保証書の付くのが当たり前になってきています。
見積書は当然として、契約書は作ってくれましたか?
いままで保証書を発行したことが無くても、これから出せば良いだけじゃありませんか。
施主の要望にたいして出せないというのが引っかかりますね。
そんな会社が万一の時にほんとに対応してくれるでしょうか?


また、本当に話し合いでというのなら、これまではどんな問題が起きて、どのような対応をしてきたのか聞いてみましょう。
これまでの自社の問題をきちんと話してくれないなら、まぁそんな会社です。
もし、まったく問題が無かったと言われたら、じゃあ見積書の裏でいいですから何でも保証します、と一筆書いてくれ、とお願いしましょう。
発行が面倒なだけで自信があるならその場で書いてくれるはずです。
たぶん書いてくれないでしょうけど。

思うに、資格とかなにも持っていないのではないですか?
石材の知識とか、土木工事の知識とかもなにもないのでしょう。
自信が無いので保証ができない=責任が持てない、ということだと思いますよ。
大手とか個人とか関係なく多くの石材店はたんに経験だけで商売をしていますからね。

なお、保証書といっても、自然の経年劣化等がありますし、瑕疵担保による保証は長くて10年です。
会社存続の問題もあるとはいえ、10年程度の責任が持てない会社ってどうなの?ってことです。

そんな会社に大切な先祖を祀るお墓を頼みたいのですか?



こちらの方は祭祀アドバイザーという事でお墓や仏事のサイトを運営でもされているのでしょうか、言われてる事ももっともです。

質問者が商談している石材店は「寺内貫太郎」のような昔気質の職人気質の石材店かもしれません。
回答者さんは「思うに、資格とかなにも持っていないのではないですか?」と言われていますが、この手の石材店は「お墓ディレクター」などの資格には全く興味がありません。
営業活動もあまりしなくて近所や町内の方からの注文だけで長年経営してきた(経営することが出来た)石材店です。

自分の仕事には自信を持っているのですが他と比較してるわけではないので、時々本当にヘタクソな施工しか出来ない場合もあります。

こちらの回答者さんは最終的には「このような石材店で満足出来るのですか?」と問いかけていらっしゃいます。
こういう石材店はこれからの時代の波には乗れないと思います。何より若い世代(東京オリンピック以降に産まれたような人たち)には支持されないと思います。

このような石材店はいまでもたくさんあります。 トラブルがあっても中々石材店に言いにくいという事で施主が我慢してきた場合も多いのですが、これからの世代にはそういう事は通用しません。
何か本当にトラブルが発生した場合は「タダで修理するなんて言ってません」などと言われるのがオチです。

私もこのような保証書さえも発行出来ない石材店に頼むのは止めたほうが良いと思います。


回答者B様

墓石の保証書って一体なんなのでしょうか?。
色が変わる?、割れる?、
そんな事、建てる石材店が判るわけが有りません。

露天で、雨ざらしで、暑い日も雪の日も立ち続けているのです。

保証書云々を言うのであれば、
施主側も、
毎日水を掛けて掃除に明け暮れすべきです。
それを怠っておいて、
色が変われば石屋の横着さを追求してはなりません。
石は天然の物で全部が違います。

証明書を発行する店が有るように書かれていますが、
何を証明し責任を持つと言うのでしょうか???。
瑕疵など有ろうはずが無い事を見越して、
営業トークで発行しているにすぎません。

石屋の発行する証明書とは、
『正真正銘の天下の銘石の庵治石です』
と言う内容です。

露天に立つ墓石を、
汚れたからと言って石屋のせいにしてはなりません。

そんな事より、
貴家の宗派に正しく合ったお墓が立つのかどうかに神経を使ってください。
写経を書いて納めたのかどうかをお考えください。
墓石は材料です。
国内であろうが外国産であろうが、白であろうが黒であろうが、
安価であろうが高価であろうが、
材料に全く問題は有りません。
その材料を使って、
正しい仏像たる墓石が湧出したのかどうなのかに神経を使います。


仏教墓塔研究会紹介というサイトを運営されています。
言われてる事は間違ってはないと思いますが、やや極端な感じもありますので感想は差し控えたいと思います。


回答者C様

墓石というより石屋さんの体質だと思います。

石屋さんは個人経営から仏壇のはせがわといった感じで

大中小の石屋があり、9割以上は家族経営のような石屋さんです。

そういった石屋さんは基本アバウトなところが多いです・・w


契約書はなく見積もり書ベースで成約が進んだり、そういった業界です。

ただ本当の粗悪品以外は石は50年、100年単位でもつのも事実です(自然劣化はあります)

また個人経営レベルの石屋さんは、保証書云々よりも経営が続くかが問題点ですので、

保証書が出るところでも、倒産してしまったら元も子もありません。

よって本当に心配でしたら、その霊園をキャンセルされた方が良いかもしれません。。


こちらの方はプロフィールには何も書いて有りませんが、なかなか石材には詳しいので石材関係者じゃないかと思います。
言われてる事は本当にその通りでもっともです。

>また個人経営レベルの石屋さんは、保証書云々よりも経営が続くかが問題点ですので、
これは消費者のみならず石材店もよく考えなくてはならない問題です。
実際に首都圏では「団塊の世代の青田刈り」状態で生前墓の建墓が多いのです。
10年後に(もっと早いかも)飽和状態に鳴ることは見えています。
このかたが言われる用にお墓を建ててもらった石材店が廃業してしまった、という事があり得ない事ではなくなってくるでしょう。

そういった意味でも石材店選びは本当に難しいです。


回答者D様

我が家では、写真入りの墓石の保証書を頂きました。
全優石に加盟している石材店は、保証書を発行してくれます。
良い石材店は、加入しているようです。

ただ、その霊園が気に入っているのなら、保証書ではなく一筆書いていただいたらいかがですか?
よほどの事がない限り、割れたり壊れたりはないと思いますが、何かの拍子に角が欠ける事やひびが入ることはあります。
そばにある木が倒れてきたり土が流れ込んで来たり、思わぬことが起きた時に困ります。
その都度話し合いとか言うと、無償で無くなるかもしれません。
お茶を濁すなんて
正直、あまり優良な石材店ではなさそうですけど…


消費者の立場からの意見です。
この方も保証書も発行しないような石材店は避けたほうがいいのではないかという意見です。

>全優石に加盟している石材店は、保証書を発行してくれます。
>良い石材店は、加入しているようです。

全優石に加入している石材店はすべて良い石材店というのは賛成し兼ねます。
富山県では4軒、石川県では6軒の石材店しか加盟していません。
富山では「山岡石材店」「丸田石材店」「藤田石装」などの有名石材店は加入していません。
石川県でも「星山石材」「北陸石装」などの有名店は加入していません。

有名な店なら良い石材店というわけではありませんが、富山&石川の両県ともに100を超える石材店があるのに、僅か数軒しか加入していない組織を全面的に信用できるのか?という疑問が残ります。

ちなみに「お墓ディレクター」という資格は「日本石材産業協会」の資格です。全優石には家名していなくても日本石材産業協会に家名している石材店もたくさんあります。
全優石は「小林亜星」や「吉村教授」などをCMに起用しております。加盟料の中にはCM代も含まれるはずです。
それをお墓に乗っけて」あるとは思いませんか?



回答者E様

私は4年ほど前に墓を建てました。

まず、墓石の保証書はありませんでしたね。
石材店は墓石に店名を入れたりしますので、それが保証書みたいなものでしょう。

ちなみに我が家の墓は、地域の墓地でいろんな業者が入っており、目立つ墓をたてれば、店名が墓石にあるので宣伝効果もあると思われます。

質問のように、霊園で業者が入っている場合は、その業者から購入するのが一般的と思います。

参考に、墓石の石もいろいろあり、雨が降るとしみ込んだようになる石もあります。我が家はしみ込まないインド産の石で建てました。

お墓をいろいろ見られて検討させると良いと思います。


こちらも消費者サイドからの回答です。
回答内容から判断しますが、満足できるお墓を建てられたのでしょう。

ただこの方も「保証書」は発行してもらってはいません。
石材店を信じているというスタンスです。

予想できる事は「トラブル」とは言いません、トラブルとは予想出来ない事です。
お墓を建てた消費者は、まさか墓石にヒビ割れが発生したり巻石が開いてしまったり、セメントのアクが出てきてエフロ現象が起きるなどという事は思ってもいないでしょう。

この方が言われていますが墓地の中で宣伝効果があると、ならばトラブルが発生した場合に無償で修理をしてくれるのでしょうか?
なかなか「はい分かりました」と二つ返事をする石材店は少ないのではないでしょうか?


回答者F様

石自体は自然に形成されたものですから、一企業がどうこうできる物では無いですよね。

墓石自体は、自然に出来た岩を、切ったり削ったりして成型してるだけなので。


石材店が喜ぶ回答です。(笑)

ただ起こりうるいろんな事を想定した話し合いをして出来るなら「保証書」を発行してもらったらいいんじゃないでしょうか。


墓石の場合、顧客のほぼ100%が「個人客」です。
この質問者の商談してる石材店が昔気質の職人気質の石材店で有ることは容易に想像できます。

しかしながらこの石材店には「男樹」があるんでしょうか?
「任しとけ!」という割にはちょっとした修理でもかなりの修理費を請求してくるようでは「信頼」しろというのが無理というもの。

この石材店は若い世代から見ると「上から目線」という印象で嫌われるとおもいます。
設計図もキチンとしたものが提出されてはいないと思われますし、見積書も「一式」という記述があるだけで、とても納得はいかないかもしれません。

紹介されてこのような石材店に行ったのかもしれませんが、たとえそうであったとしても「保証書」の発行は最低条件になってきていると思います。

中には「保証書」の発行を依頼したら「はい分かりました」と軽く考えて、とりあえずは「10年保証します」という事を書いたものを提出する石材店もあると思います。

なので保証内容をよく話し合ってください。

回答者の答えの中には「何が保証なのか?」という意見も多く、それが保証書の重要な点になります。

どのような保証をしてもらえるかなどは、私のブログの記事を読んで確認してください。
それでもわからなければお問い合わせフォームより相談願います。