基礎工事をかんたんに考えてはいけません。
基礎工事はかなり重要な工程です。墓地を視察にいった時に周りのお墓が「傾いて」いないか確認しましょう。地盤が弱い土地は避けたいところです。
石材店からは基礎工事の見積りも出されているとおもいます。見積書には「基礎工事一式」と書いてありますか?使う生コンの材質も、鉄筋も、使う重機代や備品も書いてないような見積書は見積書とは言えませんので詳しい見積書を提出してもらいましょう。
古いお墓を解体する
お墓を新規に建てる場合はこの工程はありません。
古墓解体
- 魂抜き
- 古墓解体
- お骨あげ
古墓を解体すると同時にご先祖様のお骨をあげます。お骨は50回忌が終わったお骨と50回忌が済んでしまったお骨とに分けます。50回忌が済んだお骨は土に返すのです。新しく建てたお墓の下に埋めて土にかえすのです。基礎には「息抜き穴」というものがあってその中に50回忌が済んだお骨を埋めます。
基礎工事
- 掘削・転圧
- 型枠組
- 生コン打ち
- 型枠外し
墓地を掘削して砕石を少なくとも10cmくらい入れてタンピングランマーなどで転圧します。掘削は30cmから50cmくらい掘りますが途中で硬い地盤にあたった場合はそこで止めます。せっかくの固い地盤を掘り起こしてはいけません。
砕石を少なくとも10cm敷き詰めて転圧した後に寸法にあわせて型枠を組みます。鉄筋やワイヤーメッシュを敷き詰めます。
型枠を組んで生コン打ち 生コンを流し込みます。墓地の場所が悪い場合はポンプ車が必要となります。出来れば夏の暑い時期は避けたい。生コンの番号が大きいほど良質の生コンです。240くらいなら大丈夫です。
型枠を取り外します。お墓の施工まで最低10日から二週間はあけるのが望ましい。