彼に出会ったのは、私が中学1年生の夏休み頃でした。
それまで通ってた塾をやめて地元では割と大きいほうだったその塾に入ろうと思ったのは、友達がたくさん通っていたのと、大きな塾に入ることで自分の力を伸ばしたいと思ったからです。
塾が大きいほうが模試とか塾内の試験の分母の人数が多くなるもんね!
成績が当時良かった私は、もっとたくさんの人と競争したいと思うようになったわけです。笑
とりあえず夏期講習を受講して、その塾に入るかどうか決めようと思いました。
*
いよいよ初日。胸を高鳴らせて塾に到着…
送ってくれたお母さんは、私を降ろすとすぐに帰っていきました。
お…おかーさん…o(;△;)o
そこには仰天するほどの人、人、人!( ̄□ ̄;)!!
な…なんやねんこれは。
ひっきりなしに出入りしてる生徒。
送迎の車で混雑してる駐車場。
個人の塾に通っていた私には、あまりにも衝撃的でした。笑
唾を飲み込んで、意を決してガラス張りのドアを引き、中に入りました。
塾は土足厳禁だったから、玄関で靴を脱ぐって感じだったんだけど…
正直靴だらけで足の踏み場が無いっ!!Σ(・ω・ノ)ノ!
まずそこに驚いたのを覚えてます。笑
『どうしよう…
どの教室に行ったらいいんか分からんよーっ(iДi)』
戸惑う私。
そこに救世主が!
「あーっ!美樹っ(・∀・)よく来たなぁ♪今先生に紹介するから、はよ靴脱いで中入ろっ」
声をかけてくれたのは同じ部活の友達でした。
優ちゃんに引っ張られるようにして事務室(兼職員室)に入ると…
中には先生が二人、それに生徒が何人かいたのを覚えてます。
先生たちは生徒と楽しそうに談笑してました。
前の塾は先生とすごく距離があって、先生と雑談なんて有り得なかったからその様子は私にとってすごく新鮮でした。
「せんせー、水城さんやでー。」
優ちゃんが言うと、若い方の先生が立ち上がって近くに来てくれました。
「こんばんは!」
笑顔で話しかけてくれたこの人こそが、今後の人生の中で重要な意味を持つようになる、まさに彼その人でした…




